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誰もいない公園

赤桐はキョトンとした顔をしたが少しして腹を抱えて笑った


「確かに!その通りですね」

「それ以外に悩みはありませんよ」

「そうですか。些細なことでもかまいませんよ」

「ん〜」


小さな悩みは少なくともあるはある

しかし相談する内容と言われれば


「最近、帰りに道の途中に公園があるんですけど」

「うんうん」

「虫が多いんですよ」

「うん?」

「夏になったら虫がめちゃんこ多いんですよ」

「そ、そうか」


赤桐の顔が引いている

しかしリエは悩んでいる

帰りに公園を横切った方が早いので横切ろうとするがとにかく虫がすごい

しかし


「なるほどね。虫か」

「お悩み相談したので帰ってもいいですか?」

「そう慌てないでください

その公園はここから近いですか?」

「歩いて5分ぐらいですかね」

「では案内してもらおうかな」


絶対に嫌だと思った


「絶対に嫌だと思ったでしょ?」

「そんな事は・・・」

「では行きましょう」


上着を手に持ち出掛ける気満々だ


「まぁそう嫌がらずに

現地解散でいいですから」

「地元だから知らない人と歩いていると噂が流れるんですよ」

「大丈夫ですよ

こう見えて意外と顔が広いんですよ」


上着を羽織った赤桐はまさに出来るエリートと言う雰囲気を醸し出していた

こんなイケメンが町に来れば普通、噂が立つ筈なのに流れてこなかった


「赤桐さんって最近コッチに来たんですよね?」

「よくお分かりですね

1ヶ月前に越してきました」

「なんで噂になってないんですか

こんな小さい町だったやら絶対に噂なる筈なんですけど」


1人越してきただけでも耳にするほど狭い町だ

おかしすぎる


「あまり噂されるのは好きではないので秘密にしてもらっているんですよ」

「ヘェ〜」


今は確か下校中で学生が必ずいる筈なのに道には誰一人としていない

少し不思議に思ったが少しだけ時間が経っていたのでこんな日もあるのだろうと思って公園まで向かった


「ここが例の公園です」

「なるほど」


赤桐は周囲を見渡す


「小さい頃から遊んでいましたけど今ほど虫は気になりませんでした

最近になって数が凄いなぁって思ったぐらいで」

「最近ね」


遊具を確認したり地面を見る


「子供も遊ばないなんて珍しいー」

「そういう時間帯なのでしょう

さて、だいたい見ましたし現地解散にしましょうかね」


そう言うと赤桐はリエに名刺を渡した


【万屋お悩み相談所 赤桐 


「もし、この相談を解決したいのでしたらまたここに立ち寄ってください」


赤桐はそう言うと公園を後にする

リエも家の方角の出口から公園を出た

すると友人が道の先から歩いてきた


「おー、リエ今帰り」

「うん、そっちこそいま帰り?」

「そうそう。この公園懐かしいねぇ」

「ほんとだね・・・え?」


ふり返ると公園には子供たちが遊んでいた

先ほどまで誰もいなかった筈なのに


「あれ?何で?」

「どうしたの?」

「さっきまで誰もいなかったのに」


友達はカラカラ笑う


「何言ってんの

この公園に人がいない時なんて夜ぐらいでしょ」

「そ、そうだよねー

あ、はは!疲れてるのかな」


実際に公園に行った

赤桐の名刺は確かにある

先程の時間は確かにあった


「大丈夫?顔色悪いけど」

「平気平気!でも早めに帰ってゆっくり休むわー」


そう言ってリエはいつもより早く家路に着いた

ご飯を食べお風呂に入りベットに横になる

ご飯の時にお母さんに赤桐さんのことを聞いても知らないと言っていた


「小さいようで一人ぐらい越してきても分からないもんよ」

「そうかな」

「考えすぎよ」


そう言われて心が少し軽くなった

ちょっと神経質だったかなっと思って目蓋を閉じた

あまり近寄らないようにしょうと心に決めて

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