ステータス
前回のあらすじ
「では、続いてステータス確認といきましょう。」
「「「「「「は?」」」」」」
ステータス確認ときたか。いよいよファンタジーだな。
「えっとステータス確認とはどういうことですか?」
紫乃が訪ねる。
「ステータス確認とはそのままの意味です。皆様はこの世界に来た際にステータスを得ています。取り敢えずステータスと唱えてみて下さい。」
「「「「「「ステータス!!」」」」」」
久遠優
種族 人族
職業 ( )
HP :300
MP :250
攻撃力 :100
防御力 :100
魔攻 :120
魔防 :100
素早さ :110
運 :400
スキル
言語翻訳 剣術Lv1 武術Lv2
ユニークスキル
???
称号 異世界人 落ちこぼれ ???
うん、まぁまぁじゃないのかな。運が異常に高そうだな。ただ、職業欄が空白なのと称号の落ちこぼれが気になるな。でも、???だけど異世界召喚定番のユニークスキルとかあるから、もしかしたらチートじゃないのか!
まぁ、隣の翔輝のステータスを見てよう。
神代翔輝
種族 人族
職業 勇者
HP :1000
MP :500
攻撃力 :700
防御力 :500
魔攻 :700
魔防 :500
素早さ :500
運 :120
スキル
言語翻訳 武術Lv3 火魔法Lv1 水魔法Lv1 光魔法Lv3
雷魔法Lv1 縮地 天歩 底力
限界突破 成長
ユニークスキル
聖剣召喚 聖剣術Lv1 勇者Lv1
称号
異世界人 勇者 正義の味方
え!?嘘だろ...。俺の何倍も強いぞ。
いや、翔輝だから高いんだ。きっとそうだ。
「僕は勇者だったよ。」
と、翔輝。
「おぉ!!さすが勇者様。Lv1にしてこのステータスとは...。これなら魔王討伐も時間の問題ですな。」
「アハハ...」
貴族姿の男に褒められ満更でもない様子の翔輝。
「えっと、私は聖女。」
「なんか私は剣聖だったわ。」
天舞音と綾香が言う。
月城天舞音
種族 人族
職業 聖女
HP :850
MP :700
攻撃力 :450
防御力 :450
魔攻 :600
魔防 :450
素早さ :400
運 :200
スキル
回復魔法Lv3 神聖魔法Lv2 魔力増大 魔力回復
ユニークスキル
聖女 女神の息吹き
称号
異世界人 聖女 男キラー 天然
皇綾香
種族 人族
職業 剣聖
HP :900
MP :500
攻撃力 :800
防御力 :400
魔攻 :800
魔防 :400
素早さ :600
運 :170
スキル
言語翻訳 刀術Lv1 武術Lv2 風魔法Lv2
氷魔法Lv1 歩行Lv3
ユニークスキル
剣聖術Lv1 剣聖Lv1 絶対切断
称号
異世界人 剣聖 苦労人
うわー、チートの塊だ。
ま、まぁだ、大丈夫だろう。さすがに他のクラスメイトはここまでじゃないだろ。多分...
一人一人前に報告しに行く際に、
「あっれぇー、久遠くーん、君のステータスってさぁ、低くなぁい?」
わざわざ皆に聞こえるように大きい声で、嫌みな言い方をしてきたのは、俺を嫌っている英斗だ。
「あ、ちなみに僕は賢者だったよ。ステータスも最低でも全部400は越えていたよぉ。それに他の皆も似たようなもんだよ?」
「なっ!?」
う、嘘だろ!?お、俺だけステータスが低いってゆうのかよ。落ちこぼれってそういう意味だったかよ。ヤバいどうしよう...
周りを見るとほんどのやつが俺を見て嘲笑っている。
「あぁ、えっとその、ステータスが低くてもこれから頑張ばればだ、大丈夫だと...」
歯切れ悪くフォローをしてくれた貴族姿の男。
"パンパン"と手を叩いた王様。
「それ、ステータス確認は終わったかの。今日は色々とあり、お主らも疲れておるじゃろ。メイドをつけるから部屋で休め。さらに詳しい話しは明日じゃ。」
王様の一声で各自解散を始めた。
部屋に向かう僕の足取りは重く、これからどうなるのかという不安と絶望でいっぱいだった。
3作目です。
これからどうぞ宜しくお願いしますm(_ _)m
ちなみに一般人のステータスです。
HP :250
MP :200
攻撃力 :100
防御力 :100
魔攻 :100
魔防 :100
素早さ :100
運 :80