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6 驚愕の事実


 シアンとジェンシーのステータスには驚いた。


 もののついでに、と確認したのだが……


 その結果は流石に予想していなかった。百聞は一見にしかずだ。


【名前】シアン・ハウト

【種族】ヒューマン

【年齢】14

【性別】男

【ステータス】レベル90

HP: HP:2809

MP:986

筋力:1805

敏捷:1523

魔力:682

耐性:943

運気:92

【スキル】

剣術初級……7

剣術中級……4

体術初級……5

炎初級……4

水初級……5

風初級……5

土初級……3

雷初級……4

光初級……2

闇初級……8

炎耐性……7

水耐性……8

風耐性……7

土耐性……5

雷耐性……7

光耐性……3

闇耐性……8

【称号】

種……近い将来称号が手に入る。ステータス及び精神に依存する。


【名前】ロルドラ・ジェンシー

【種族】ヒューマン(エンジェル)

【年齢】17

【性別】女

【ステータス】レベル879

HP:5563

MP:8093

筋力:1523

敏捷:2099

魔力:4909

耐性:4752

運気:36

【スキル】

成長……MAX

(吸収)……MAX

(創造)……MAX

(隠蔽)……MAX

(効果範囲増大)……MAX

(結界魔法)……MAX

理力初級……MAX

理力中級……7

理力上級……3

炎耐性……3

土耐性……4

【称号】

(調和を望む者)……天界の勇者。世界の調和を目的とする者。

(偽りを極めし者)……人の姿の時ステータスを3分の1にする。


 とまぁこんな感じだ。


 突っ込みどころ満載だが一先ずスキルの内容が気になったので確認しておく。


 【成長】通常の5分の1の経験でレベルが上がる。


 【吸収】レベル上昇に必要なものを通常の5倍吸収する。


 【創造】イメージ力など発想力の上昇。


 【隠蔽】身体のホクロからステータスプレートに及ぶまで任意のものを隠蔽できる。


 【効果範囲増大】スキル、魔法の効果範囲が広がる。その分魔力は消費する。


 何処から考えれば良いのか……


 先ずはシアン。


 【種】とは何だ。ステータス、精神に依存ってどう言う事だ。


 説明通りいずれは称号になるのだろう。が、シアンのステータスは闇魔法が大きく成長している。もし、万が一にも【魔王】なーんて称号があったら……


 今の内に闇魔法以外のスキルをマスターさせて置こう。当面はこれで様子を見る他ないだろう。


 そしてジェンシー。


 これは……先ず転生者でほぼほぼ間違いない。天界とやらの人間、人間なのか? が地上の人間よりも多くのスキルを身に付けやすいと言うことも考えられるが、それにしては他のスキルが少なすぎる。


 転生スキルだけが突出して強力であるので転生者と言う可能性が1番高い。


 因みに( )となっているのは恐らく普通にステータスプレートにした場合には見れないスキルだ。


 ジェンシー本人の【隠蔽】から考えても意図的に他のスキルを隠しているのだろう。


 一番気になったのは種族だ。


 エンジェルって……天使か?


 称号の説明から考えてもジェンシーはやはり……天界人? しかもこの説明。ジェンシーは本当の姿(天使の姿)になることができる!?


 それは是非見てみたい。


 だが今はやめておこう。


 隠しているのだから見られたくは無いはず。いきなり俺に天使の話しをされたら困るだろう。


 ジェンシーは【隠蔽】によって俺の【パラメータ】からもスキルが隠せていると思っているに違いないだろうからね。


 それにしても羨ましいスキルだな。【成長】だけでもチートスキルだと言うのに【吸収】って……合わせると通常の25倍って事か?


 普通に凄い。


 実際レベルも900近い。俺の5倍を超えるレベルだ。


 しかし、ステータスが900レベルにしては低い。


 これは俺やエリー、コア、クロに限った話かと思っていたのだが……テウラ、シアン、ケーラも他と比べて突出している。


 ジェンシー以外は暫く共に過ごしていたらしい。とすれば俺達と彼らに共通する点はエリーと過ごしていた事。


 しかしエリーにそんなスキルはない。


 いや、【勇者】の称号がある。レベルUP毎にステータス×5プラスと言うものだ。


 しかしそれはエリーに限った話しだ。


 俺はもう一度エリーの【勇者】の称号を確認したが、特に変化はない。


 やはり俺が原因なのだろうか?


 そう思って自らのスキルを改めて確認してみる。


 【ゴッドラック】……???


 俺が持つスキルで未だ謎なのはこれだけだ。


 徐に【ゴッドラック】の項目に触れると……


 【ゴッドラック】……成長し続けるスキル。1.本人の強い願望からスキルを習得する。2.稀に心が通う者に効果が伝播する。(エリーナ)


 何だこれ。


 スキルの効果が共有されるって事か?


 エリーの名前があると言う事は、エリーにゴッドラックの伝播する効果が及んでいるという事なのか?


 もう一度エリーのステータスを開いて【勇者】を確認。そして【勇者】の欄に触れてみる。


 ……仲間と認めた者も効果を得る。


 成る程、これで謎が一つ解けたぞ。


「ど、どうしましたのかしら!? なな、な、何かありましたの!?」


 ジェンシーが焦った様子で声を掛けて来た。


 どうやら結構な時間黙々と【パラメータ】を使って一人で遊んでしまっていたようだ。


 ジェンシーとしては【隠蔽】がバレたのかもしれないと焦っている、と言ったところか。


「いや、少しばかり皆んなのステータスを見て自分やエリーのスキルの事が気になってね……ごめんごめん」


 俺はシアンとジェンシーに読み取った事を説明した。


 ジェンシーの【隠蔽】の件については触れていないが、シアンの【種】の事は説明しておいた。どうせ黙っていてもステータスプレートに称号名は乗ってしまっているからだ。


「皆さーん! 今日は無事街を取り返した記念と、皆さんへの感謝の気持ちを伝える為の宴なのです。主役が居なくては盛り上がらないでは無いですか!」


 デガルさんが遠くから大声で手を振りながら叫んでいる。


「そ、そうですわ!? 戻りますわよ!」


 テウラの力試しがまだ残っているがいつでもいいか。


 ジェンシーは素性が露見する事を恐れているのだろう。


「そうだね、今は街の宴に参加しようか。手合わせはまた旅の途中にでもする事にしよう」


 俺の言葉に皆同意見の様で口々に賛同の声が聞こえる。


「あ、これ凄く美味しい!」


 エリーが手に持っていたのはこの街の名物らしいトマトも煮込んだスープの様なものだ。ダシは鶏肉でとってあり、人参やブロッコリーなど野菜たっぷり具沢山で栄養満点だ。タマネギを煮込み過ぎずシャキシャキとアクセントを残す事がポイントらしい。寒い土地だからか味付けは少し辛く、身体を温める様に作られている。


「どれどれ!? んー、はむっ……うえぇ! 何これ辛いよぉ!」


 テトラの舌には合わなかった様だ。


「ふふふ、確かに少し辛いわね」


 何故か微妙にトゲのある感じの2人だったがいつのまにか仲良くなっている様だったので、それだけでもこの宴を開いて貰って良かった。


「アルだってこれ辛いよね!」


「アルは辛いの結構好きよ?」


「し、知ってるもんそんな事!」


 うーん、仲良くなったのか?


「エリー! これ、凄く甘くてふわふわで美味しいですわよ!?」


 ジェンシーはわたあめの様なものを手にエリーに身体をすり寄せる。どうやって作ったのだろうか。後で街の人に聞いてみよう。


「なにこれ?」


「はい、あーんですわ」


 この2人は仲が良いらしい。


「自分で食べれるよ」


 そう言って指で少しちぎったわたあめをジェンシーの手から奪うように口へ放り込んだ。


「うん! 美味しい!」


「エリーならそう言うと思ってましたわ!」


 ジェンシーは紫のロングヘアーで、両肩から前に流れる髪はこれでもかと言うくらいに巻かれており「ドリルか!」とツッコミを入れたくなる程立派なロールが存在感を主張し、現代ならゴスロリに分類されそうな黒のドレスを纏っている。カテゴリー分けをするなら完全にお嬢様だ。


 そんな彼女の手には顔と同じくらい大きなわたあめ、良く見れば下品な顔でエリーに身体を擦り付けているではないか。コレをカテゴリー分けするのは至難のわざである為、今は触れないでおこう。


「動きにくいんだけど……」


「寒いのですわ!」


 仲がいいと思ったのだが、どうやら俺の思い過ごしだった様だ……この先このメンバーで旅をするのだろうか。盛大な宴でテンションアゲアゲの人々とは裏腹に、俺の頭の中はその事でいっぱいだった。


 その後も宴は明け方まで続いた。


「そろそろ起きろっ」


 座ったまま眠るエリーを揺さぶって起こし、お嬢様の雰囲気を微塵も感じさせない程大胆に地面で大になって爆睡中のジェンシーの頬を叩く。


「んっ、おはよう、アル……」


「いぃ、痛いですわぁ」


 ものの数秒で眠り出すジェンシーだったが、エリーのくすぐり攻撃でしっかり目を覚ましていた。


 テトラ、シアン、ケーラ、テウラもクロによって既に起こされていた。


「みんなおはよう」


「お、おはようございます……」


 朝は異世界共通で皆苦手の様だ。いつもの水色で流れる様な髪の持ち主ケーラも自慢の髪を寝癖でふんわりさせて目を擦っている。


「こう見えて俺達は急いでいる。できるだけ早く狐人の里に行かなければならない、無理に着いてくる必要はない。遠慮はしなくていい」


 聖騎士団の3人は、狐人の里への案内を目的としていた。俺はライラーヌさんから詳しく場所を聞いているし、テトラも居る。これ以上は無理をして着いてくる必要はないのだ。ジェンシーに至ってはつい先日知り合ったばかりと言う、元々今後も一緒に行動する義理はないが彼女は転生者だ。できれば一緒に行動していた方がいいだろう。


「んじゃ行こうぜ」


「す、少し、眠いですけどね!」


「ここまで来たら最後までご一緒しますよ!」


「せっかく出会ったのですわ。私はこれからも一緒に行動するつもりですの」


 どうやら心配は不要の様だ。


大変遅くなりました。

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