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9エリーナside7


 昨日はすっかり難しい話ばっかりで疲れちゃった。お陰で夜はぐっすりだったけどね。


「んっ……んっん〜」


 目覚めの大きな伸びは欠かせないよね。本当は贅沢言うとふかふかのベッドで眠りたかったけど、今はそんなこと言えないし、被る布があっただけでもマシだと思わなきゃ。


「おはようですわ」


 そうだ。昨日ジェンシーと腕競べをしたんだっけ……一応ジェンシーは私の勝ちって言ったけど私は納得していない。もう少し耐えてたら私の負け……うんん、結局あの後私も倒れたんだから、良くても引き分けだよね。

 まぁ、結果の事よりも……


「エリー! 作戦会議ですわよ! 早く! ね!? 早く行きますのよ!」


 すっかり気に入られちゃったみたいで、昨日の夜から凄いグイグイくるんだよね。腕なんか組まれちゃってるし。朝からこのテンションはキツイ。きっと幼い頃から我儘で天才で、対等な友達が居なかったせいかなって私は思ってる。私もアルが居なかったらシーネ村で一人ぼっちだったもん。

 クロが寂しそうにとぼとぼと後ろを着いて来る。私は忘れてないよ。ジェンシーが強引なだけ。


「よぉ! エリーおはよさん」


「おはようございます」


「お、おはようございます」


「おはよう。もうみんな揃ってたんだ」


 木を輪切りにしただけのいわゆる丸太を机として囲んでいる皆んなと挨拶を交わす。今日はデガルさんは居ないみたいだね。


「後はエリーだけでしたのよ。明日にはチャンバー市に乗り込みますわよ!」


「早やくしねぇと、遅れれば遅れる程助かる可能性が低くなっちまうからな」


「そ、そこで作戦会議を早急に! という事です!」


「昨日、皆んなで話した事を覚えていませんか?」


 ……言ってた様な、なかった様な……あの時は眠すぎてあまり覚えて居ない。でも、早くしなきゃいけないのは初めから分かってた事だもんね。


「そうだね。早くしなきゃだよね」


 先ずは前から気になってたテウラとケーラのスキルを確認したいな。後はジェンシーもだね。ちゃんと作戦を考えるならお互いの能力くらい知っておかなきゃ。


「じゃあまず皆んなのステータスプレートを見せてもらってもいい? お互いの力や能力を把握して置いた方が作戦を考える上で役に立つ思うの」


 さり気なくジェンシーの捕縛から逃れつつ丸太に向かって地面にしゃがみ込む。


「おう! そういやステータスの確認なんて久しくやってねぇな」


 そう言ってテウラはステータスプレートを丸太の上へ乗せた。


【名前】テウラ・ストーンズ

【種族】ヒューマン

【年齢】16

【性別】男

【ステータス】レベル86

HP:3020

MP:802

筋力:1863

敏捷:1261

魔力:386

耐性:902

運気:92

【スキル】

逆境……6

剣術初級……8

剣術中級……5

体術初級……8

剣術中級……4

剛力……6

鉄壁……8

炎初級……2

光初級……5

炎耐性……7

水耐性……7

風耐性……6

土耐性……5

雷耐性……8

光耐性……8

闇耐性……3

【称号】

戦士


「うぉ……」


 短い間に良くこんなにステータス上げたよね……無茶させ過ぎたかな? それにしても【逆境】に【剛力】、【鉄壁】こんなのそう簡単に持てるスキルじゃない。それより戦士って何?? 聞いたことない……アルが居たら効果も確認できたんだけど今は……


「なかなかやりますわね。ステータス的にはAランクよりのBランクって所ですわ。驚いたのはスキルの多さですわ。珍しいスキルを沢山お持ちの様ですわね」


「俺も自分でびっくりだぜ。数ヶ月前までCランク程度のステータスしか無かった筈なんだが……スキルもこんなに無かったし、称号だっていつの間にやらで……」


「……それ、本気で言ってますの?」


「あぁ、称号って基本生まれ付きのもんなんだろ?」


「ダンジョンでも制覇しましたの? たった数ヶ月で……いやでもダンジョンを制覇できる程……そんな訳は、いやでももしかしたらーーー


「お、落ち着けよ。そんなもんしてねぇよ。強いて言うならエリーの鬼特訓を受けたくらいだ」


 やっぱりおかしいよね? 初めの頃は私が特殊なのかと思ってたけど、コアだってアルと出会ってから急に強くなった見たいだったし、あの時はそれだけ厳しい状況だったからかも知れないって思ってたところもあったけど……でも待って。今はアルも居ないよね? なんだかよく分からなくなってきちゃった。


「……流石エリーですわ。非常識にも程がありますわ」


 それで納得できるの? 私をなんだと思ってるのかな?


「ねぇ、それ褒めてるの?」


「勿論ですわ!」


 褒め言葉のつもりだったみたい。


「そう、まぁいいや。ケーラのステータスプレートも見せてもらっていいかな?」


「は、はい」


 テウラと入れ替えでケーラもステータスプレートを丸太の上に置く。


【名前】ケーラ・ハウルス

【種族】ヒューマン

【年齢】13

【性別】女

【ステータス】レベル91

HP:2439

MP:3935

筋力:504

敏捷:1309

魔力:2809

耐性:2189

運気:103

【スキル】

逆境……6

体術初級……4

集中……7

魔力……7

炎初級……MAX

炎中級……6

水初級……MAX

水中級……8

水上級……3

風初級……9

風中級……6

風上級……1

土初級……8

土中級……5

雷初級……MAX

雷中級……9

雷上級……5

光初級……MAX

光中級……6

闇初級……6

闇中級……2

回復初級……MAX

回復中級……5

炎耐性……9

水耐性……MAX

風耐性……9

土耐性……9

雷耐性……MAX

光耐性……9

闇耐性……7

【称号】

賢者


 ケーラも見たことがないスキルを持ってる。【集中】や【魔力】なんて見たことがない。それに称号も賢者ってのがあるし、やっぱりおかしいよね? スキルってこんなに早く習得できるものなの? 特訓の仕方で変わるのかな?


「もう驚きませんわよ」


「す、すごい! み、見て下さい。このスキルの数!」


 両手をわたわたしながらぴょんぴょんし始める。何この子。可愛い。そんなケーラの事をテウラは完全無視だ。自分のステータスプレートに釘付け状態で周りが見えて無いみたい。


「もうステータスで見るとほぼSランクだね」


「わ、私、こんなに強くなってたんですね」


「ケーラは元々才能が飛び抜けていましたからね。それにしてもエリーの特訓がここまで効果が出るなんて、驚きです。将来的に聖騎士団で指南役にでも就いた方が……」


「嫌よそんなの。私は自由に生きたいの。それよりジェンシー? ケーラのステータスで気になる所はある?」


「称号ですわね。さっきの【戦士】もですけど、【賢者】も聞いたことがありませんわ。それとスキルの数が異常ですの。あなたもテウラと同じでここ数ヶ月でこんなにスキルを習得したんですの?」


「は、はい! 私も数ヶ月前までは今持ってるスキルの殆ど持ってませんでした」


「やっぱりそうですのね……エリー? 私はあなたに何か謎が有ると考えていますわ。幾ら何でもこれは変ですの。ステータスプレートを見ても良いですわよね?」


 もちろんやましい事もないし、そのままケーラのステータスプレートの横へ自分のステータスプレートを並べる。


【名前】エリーナ

【種族】ヒューマン

【年齢】12

【性別】女

【ステータス】レベル132

HP:3982

MP:3421

筋力:3153

敏捷:2804

魔力:2430

耐性:2809

運気:80

【スキル】

逆境……MAX

習得……4

剛力……MAX

剣術初級……MAX

剣術中級……MAX

剣術上級……MAX

体術初級……MAX

体術中級……MAX

体術上級……MAX

体術神級……3

炎初級……MAX

炎中級……MAX

水初級……MAX

水中級……MAX

風初級……MAX

風中級……MAX

風上級……MAX

土初級……MAX

土中級……MAX

土上級……MAX

雷初級……MAX

雷中級……MAX

光初級……MAX

光中級……MAX

闇初級……6

回復初級……1

炎耐性……MAX

水耐性……MAX

風耐性……MAX

土耐性……MAX

雷耐性……MAX

光耐性……MAX

闇耐性……MAX

【称号】

勇者

仲間を持つ者

時を待つ者

破壊者


 習得って確かアルの……


「もう。何から驚けば良いんですの?」


「な、何って……ステータスはそんなに高くないでしょ?」


「そうですわね。ステータスは精々Sランク前後ですわね。全部。こんなに全ステータスが高い事ってありますの?」


 知らないけど、少なくともアルは基本的に全部高かったような……


「初めてエリーのステータスプレート見たけど……称号4つって……」


「そう! それですわ! 何なんですの? それにこのスキルの数。回復まで習得してますし、神級って聞いた事もありませんわ。習得スキルも殆どマスターしてるし、【習得】ってスキルも見たことありませんわ。極め付けは勇者って……」


 ちょっと待って。破壊者ってなに? 失礼過ぎない? そんなに物を壊す様なことしてないよね? ね?


「す、凄過ぎてちょっと。つ、強いんだろうなって思ってましたけど……」


「いやぁはっきり言って、バケモンだな」


「ちょっとテウラ?」


「バケモノはちょっと語弊がありますけど……これは」


「そうですわね。称号って言うのはスキルより遥かに強力な効果を持っていますの。モノによってはステータス何倍なんてのもありますの。1つの称号でそれだけの効果が有りますのよ? それが4つもなんて。もうここまできたらステータスの数字なんか当てになりませんわ」


「あぁ、4つも習得した覚えはないけどダンジョンなら1つだけ制覇した事があるよ?」


「あぁ、言ってたな。あれマジだったんだな」


「ちょっと、待って下さいます? 聞いてませんわ。ダンジョンを制覇しましたの?」


「え? うん。ここに居るクロと後2人で一回だけね」


「この子もですの?」


 ジェンシーがクロの方を振り向きながら驚きを表す。


「この子じゃなくてクロ、ね?」


「ごめんなさいですわ」


「グルァウ!」


「因みに今は仲間のアルディって幼馴染が居ないから見せられないけど、クロも多分私と同じかそれより強いよ」


「それってもうSS級の魔物ですわよね。よくテイムできましたわね。あれ? でもテイムのスキルがありませんわ?」


「クロとは小さい頃に出会って一緒に育ったの。だからテイムした訳でも従魔って訳でもないよ。幼馴染のアルと同じ様な関係なの」


「他の2人は一緒に居ませんの?」


「ちょっと色々あってね。今探してる旅をしてるとこなの」


「じゃあ応援は見込めませんわね」


「こんなに強ぇエリーとクロが居るんだからもう大丈夫だろ? 流石に安心とは言えねぇけど、ジェンシーだってまだ正式には決まってねぇのかも知れねぇがSSランクの冒険者なんだ」


「そうですね。楽観視はできませんがよくダンジョン制覇するならと言われるSランクSSランクのパーティと言う意味ではもう達していますしね」


「まだシアンのステータスプレートを見てなかったね」


「そうですわね。あまりの驚きで忘れてましたわ」


 はっきり忘れたとか言わないの。なんか悲しそうな顔してるじゃん。


「はい。これがステータスプレートです」


 いつのまにかテウラのステータスプレートも丸太の上に置かれていた。その横へシアンもステータスプレートを並べ、ジェンシーも同じ様に並べた。


「一緒に見て貰いますわ」


 この時は知らなかった。ジェンシーのステータスプレートが何を示しているのか、ジェンシーが何者なのか。これを知るのはもっと先の話になる。


 称号の効果など、アルのスキルでのみ確認できるためエリーには分かりません。

 そこで活動報告にて称号の効果などを紹介させて頂きますので良かったら参考にしてください!!

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