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章間話

 章間話です。

 次話から3章に入ります!


「やぁ。久しぶりだね」


 ごめん。もう少し寝かして欲しい。


「身体はまだ眠ったままだよ?」


 眠く、ない?


「精神世界だからね」


「……人神!?」


 気がつくと目の前に人神が居た。


 薄いクリーム色の髪に青色の瞳……間違いない。

 そう言えば俺に似てる?


「久し振りだね」


「ひ、久し振り」


「どうだい? 異世界生活は」


「今は順調だよ。奈々の手掛かりも見つかったし」


 言いたい事が沢山ある。


「今は順調だけど……なんども死にかけたんだけど!? もらったスキルはほとんど役に立たないし」


 俺が転生して貰ったスキルは【パラメータ】と【習得】だ。


 【パラメータ】は相手のステータスが一部見える事。触れればステータスを一部弄れる事。自分のステータスが一部弄れる事。寧ろ手動のせいで操作が分からず序盤に出遅れたくらいだ。


 【習得】も普通の人よりスキルが多く取れる程度だ。


「転生者って突出して強くなるんじゃ無かったの?」


「ははは。それはどうしようもできないからねぇ」


「当たってもしょうがないか。それとゴッドラックってなに? あんなことできるならもっと良いスキルくれても良かったんじゃない? 親父ギャグかと思ったよ」


「親父ギャグ……酷いなぁ。ゴッドラックのお陰で魔力操作が得られたろ? あの時は他の神にバレないようにするにはこれが限界だったんだよ。結局バレてて今追われてるんだけどね」


 そうだったのか……ん?


「追われてる? そう言えば神は世界に不干渉で、もう会えないとか言ってたよね?」


 何故目の前にいるのか疑問に思わなかったけど……


「あぁ、僕……神様クビになっちゃった」


「クビ!?」


 神様にクビとかあるのか? ていうか俺のせいか?


「それは違うよ。多分本当に僕が追われる理由はそれじゃないと思う」


「どう言う事?」


 少しの間を開けた後人神は話し出す。


「……見てたよ君の人生。どうだった? 魔神は」


「聞いてた話と全然違ったよ。奈々の事も教えてくれたし」


「そうなんだね……以前、「疑問に思っている」と言った事を覚えているかい?」


「他の神々……の事?」


「そう。やっぱり神々は何かを企んでいる。それが何かは分からないけどね。多分魔神はそれに気が付いてたんだ。ずっと1人で戦っていた」


「敵じゃなかったって事?」


「絶対とは言えないけどそうだと思う。そうなると他の神達と護……じゃなくて今はアルディだね。アルディが戦わなければならなくなってしまうかもしれない」


「神と? それは……」


 魔神と魔王の闘いは圧倒的だった。

 魔王にすら手も足も出なかった俺では……


「だから僕は最後に、君にチカラを託そうと思って来たんだ」


 託す? また居なくなるのか。


「自分で戦う事は考えないのか?」


「僕は魔神みたいに戦う力がないんだ」


「また居なくなるつもり?」


「どうかな、存在は消えるけど君の中で生きるって言うのかな?」


「よく……分からないんだけど」


「んー、分かりやすく言うと僕の存在をスキルに変えて君の一部になる。とでも言えば良いのかな」


「そこまでしなきゃいけないの? それって死ぬって事だろ?」


「僕も責任を感じてるんだ。きっかけはどうあれ君を巻き込んだ事に。君に生きて貰う為、世界を守る為、僕にできる事はもうこれしかないんだ。後戻りはもうできない。最後に僕の名前を教えるよ」


 頭が痛い。なんとか話について行くだけで精一杯だ。


「カグツチ」


「……カグツチ」


 確か火の神……


「ごめんね。いつもいきなりで」


「そんな事はどうだってーー


「生きて」


「ちょっ」


 それからもう人神に会う事は無かった。


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