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SSショートストーリー。神様の日常

 人神の設定をストーリーにして見ました。

 思ったより面白くできたと思います!


 本編には読まなくても差し支えはないです。


 僕は神様。

 神様といってもね基本する事はないんだ。世界の監視位かな?


 気楽なもんさ。1つの問題を除いてね。

 数年前に神々の中に裏切り者が現れてね、その神のせいで仕事が1つ増えてしまった。


 のんびりとした、何もない生活に1つだけやることができたんだ。

 あぁ、面倒くさい。


 僕は自分の受け持つ世界を見渡す。

 魂だけを映し出してみる。


 おっと?なんだ?日本に途轍もなくデカイ魂が1つあった。


 それは明らかに異質。


 もう面倒だ。これでいいだろう。

 僕は神だし有無も言わさずこの巨大な魂を送る事も出来るんだけど・・・

 それは流石に可愛そうだなぁ。


 とりあえず読んでみようか。


ーーー即答。拒否。


 僕は異世界への転生とその子に起こりうる未来を話してあげた。

 きっと君は英雄になれる何だってできるようになる。何不自由ない世界が待ってるよとね。

 その子は言った。


 私が欲しいのは1つだけ。

 ある人との平凡。そんな大それた事したくない。とね。


 僕には不思議だった。

 こんなに不自由な世界より、僕が送る世界で自由にそして大きな目的があった方が絶対楽しいのに。


 不思議に思った僕は彼女を監視することにした。

 事ある毎に呼びつけては拒否。の繰り返しの日々。

 不思議だ。面倒くさいはずなのに彼女との会話は面白い。


 そんな彼女のそばにはいつも一際小さな魂を持つ男の子が一緒にいる。


 その子は何をやってもダメ。

 その子が空手というものを始めた。


 試合の度に僕は応援してしまっていた。


「何しているんだ!そこだそこ!今相手が体制を崩したじゃないか!あぁ!何してるんだ!ほら!あー、言わんこっちゃない」


 その試合もボロ負け。

 一度も勝てやしない。


 ある時僕のお気に入りの女の子も空手を始めた。

 流石あの子だ。初めてすぐに道場で一番強くなった。

 けどどうしてだろう。気がつくと応援しているのは一際小さな魂の方だった。


 ある時少年達の学校で体育祭と言うものが行われた。

 女の子は毎年少年の競技を見守っている。

 少年は徒競走と言うものに出るようだ。


 もうすぐスタートだ。流石に僕もわかってる。一番なんて無理だ。

 せめて最下位にだけはならないように頑張るんだ!少年!


〝パァン〟


 開始して速攻で転ぶ少年。


「ふっあははははっはふっひひふふふ」


 お腹を抱えて笑った。

 期待を裏切らなさすぎだろう少年。


 またあの子を呼んでこの時の事を笑いあった。


 少年は護と言うらしい。


 僕は彼女を異世界へ送る為だけではなく話し相手を探すかのようにここへ呼ぶようになっていた。

 勿論、ここへ来る度彼女にとって僕は初対面なんだけどね。


 あっ護がガラの悪い連中に絡まれている。


「護!今だ!今こそお前の空手の真髄を発揮する時だ!」


 反撃すらできずにボコボコだ。

 全く、何をしてるんだ。


 待て少年達、そんなにやったら護が・・・

 どうする。神の力を使って奴らをいや、それはいけない。

 では護を転生候補としてここへ、いや意味ないな。呼んでも戻さなきゃならない。


「おぉ!良いところに居るじゃないか奈々ちゃん!」


 僕は気が付くと護達を毎日見ていた。


 ある日護と奈々ちゃんがデートに行く約束をした。

 どうやら護の15の誕生日の様だ。


 奈々ちゃんはもっと前から準備をしていたみたいだ。

 クレープ屋のおじさんに頼んで誕生日クレープを渡してもらった後に彼女と間違えて貰うみたいだ。


 その後に違うと否定する護に対して、ちゃんと付き合わないか? と言う作戦らしい。


 うむうむ、なかなか青春な事だねぇ。


 もうすぐクレープ屋に着く。


 おっ、クレープ屋のおじさんも奈々ちゃんに気が付いて準備を始めたぞ?


 楽しみだ楽しみだ。護がどんな反応をするのか。


 こう言うサプライズは初めてだからね。


 ーーーっ!


 いけない!奈々ちゃん!気が付いて!?

 トラックだ!


 トラックが目の前に来た瞬間僕は奈々ちゃんをここへ呼んだ。


 ここで全てを話した。君を呼んだのはもう数度目だと言う事。ずっと見てたと言う事。もう君は死んでしまうという事。あとは輪廻の話もした、だから同じ世界へはいけないと。


 その上で説得した。

 君には異世界へいつまで欲しいと。


 即答。


 私がいなくなると彼が悲しむから。

 彼を異世界へ送ってあげて、そしたら彼はきっときっと輪廻の中から私を見つけてくれる。


 そう言ったのだ。


 だから僕は禁を犯した。


 この記憶を奈々ちゃんに残したまま戻した。


 そして事故が起こる。




ーーーーーーーーー




 僕は涙をこらえて言った。


「やぁ、もう一度チャンスが欲しくないかい?」

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