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13ネット市2

 アルディのステータスを一応挿れてます!



 早速門番に交渉を試みることにする。

 大丈夫、シーネの村をたってから。ここまで来るまで、シュミレーションバッチリだ。思惑通りに行けば・・・


 先ず俺達の格好を見て何かあった事は察しが付くだろう。村ごと滅ぼされたが命からがらここまでやって来た。だから助けてほしい。


 俺が考えた作戦はこれだ。


 どんどん門番に近付いていく。

 ここまで来たらもうあちらも俺達に気が付いているはずだ。


 獣人!?とあれはなんだ、ワニか?ネット市って亜人の街なのか?

 いや、そんな事関係ない。人間だろうが亜人だろうが事は同じ。ここで引き返した所で当てはここしかないのだ。


 獣人の兵士が話しかけて来た。彼は虎の獣人だ。


「止まれ!身分証と入市税2人分で大銅貨10と従魔は大銅貨1枚で計大銅貨11枚だ」


 何ですと?入市税?お金なんか持ってる訳無いでしょ!

 だがそんな時のために!


「村が、シーネの村が魔物に襲われて壊滅してしまいました!我々はなんとか命からがらここまで・・・どうか、助けていただけませんか?」


「それは上に報告しておこう。して、入市税はあるのか?」


 どんなけ頭固いんだ?こんないたいけな少年が、ボロボロの格好で頼んでんだよ?

 序盤からシュミレーションは無駄になってしまった。


「どうした?身分証と金だよ〜」


 怖え。亜人だから人っぽいけど、虎とワニだよ?普通に迫力が違う。


「ごめんなさい。私達お金持ってないの」


「では街に入る事は許可できんな」


「お、おお?? お嬢ちゃん可愛いねぇ。お嬢ちゃんだけなら入れてあげるよ? グヘヘへへッ」


 下卑た笑みを浮かべるワニ君を見て、なんだか不快な気分になってきた。

 ワニ君はワニだから表情読み難いけど。


「やめないか。ダイル」


「いいじゃねーか。金がないならもはや奴隷にされちまっても文句言えねーんだぜ?それにこんな上玉なかなかいねーぜ」


 そろそろやめたほうがいいと思うよワニ。


「門番、どうしてもお金がないと入れてくれないんだな?」


「ん?あ、ああ。そう言う決まりだ。去るがいい」


「だからよ〜 お前らみたいなガキがどーやってここまで辿り着いたか知らねーけど、奇跡だぜ? ここに来るまで相当な目にあってきたんだろう? このまま別の街に向かった所で全滅さ。」


 それに、とワニは続ける。


「最近ここらは物騒でなぁ。お嬢ちゃんだけでも置いてきな?おじさんがお嬢ちゃんだけなら助けてやってもいい」


 そう言いながらエリーを見て舌なめずりをした。

 エリーはかなり怖いのか不快な気分なのか完璧に俺の後ろへ隠れる。


 ここでぶん殴ってやろうかと思った。

 けどそんな事をして二度とこの街に入れなくなるのは不味い。仕方ないから我慢してやる。


 俺は既にはらわたが煮え繰り返るようにワニに対して怒りを覚えている。

 面倒だ、黙らせよう。


 俺達が今出せるものはこれくらいしかない。


「俺達が優秀な人間ならどうする?」


「程度によるな」


 どうやら虎の方は真面目なようだ。

 ぱっと見ただの子供の俺の話もマトモに応えてくれる。


 ワニはダメだうちのエリーにしか興味がない。これ以上こいつと話すとボコボコのズタズタにして恥ずかしい格好で街中を引きずり回してしまうだろう。


「では、ここに一国並みの軍隊が有るとする。それがお前達の国で仕事をしてやると言っているとするならば?」


 大袈裟に言って相手を引かせておこう。


「ふむ、普段なら必要ないが。最近辺りは物騒だ。何故か魔物が大量に発見されている。今ならば大手を振って迎えられる事だろう」


 いい答えだ。それならこれを見せた上で俺達の入市を断る道理はない。


「では、これを見てほしい」


 そう言ってステータスプレートを渡す。



【名前】アルディ

【種族】ヒューマン

【年齢】12

【性別】男

【ステータス】レベル78

HP:10000

MP:13053

筋力:3250

敏捷:4007

魔力:4321

耐性:2947

運気:1000

【スキル】

記憶・・・MAX

パラメータ・・・MAX

習得・・・MAX

ゴットラック・・・???

魔力操作・・・MAX

性質変化・・・MAX

テイム・・・MAX

危機感知・・・MAX

剣術初級・・・MAX

剣術中級・・・MAX

体術初級・・・MAX

体術中級・・・MAX

炎初級・・・MAX

炎中級・・・MAX

水初級・・・MAX

水中級・・・MAX

風初級・・・MAX

風中級・・・MAX

土初級・・・MAX

土中級・・・MAX

雷初級・・・MAX

雷中級・・・MAX

光初級・・・MAX

光中級・・・MAX

炎耐性・・・MAX

水耐性・・・MAX

風耐性・・・MAX

土耐性・・・MAX

雷耐性・・・MAX

闇耐性・・・MAX

恐怖耐性・・・MAX



「お前達、ステータスプレートの偽装は大罪だぞ?」


「ぎゃははははは!偽装するならもっとまともな偽装しやがれ!ぎゃははははは!」


 一瞬の躊躇もなく擬装と断言された。

 まぁ信じられないのは仕方ないか。


「子供とて例外はない。12ともなればもう立派な大人の仲間だぞ?これは見過ごせないな 」


「ひーくっふっふへはははっおもしれぇ」


 おいワニ。

 お前だけは許さないからな。


「着いてきなさい」


 門番は予備交代要員と入れ替わり、虎とワニに駐屯所へ連行される。


 て言うか偽装とかできんの?

 信じられなかったらどうしようか。

 もういいや。いざとなれば街から脱走するくらい大した事はないか。


「アル、どうするの?」


「くぉーん」


「いざとなったら堂々とこの門から出てってやる。ワニはボコボコにしてやるのは確定だ。エリーを奴隷呼ばわりした挙句にクロまで犬っころと呼んだ事骨の髄まで後悔させてやる」


「え、あ、うん、ステータスが信用される事を祈る事にするね?」


「・・・」


 クロ、本気で怯えないでくれ。ちょっと傷付く。クロにとってデーモンとの戦いはそれなりにトラウマなのだろう。それをいともあっさり倒してしまった俺に尊敬と恐怖でも抱いてしまったかな?


 いや、ノリだよね?クロって頭いいもんね?



「ここに座りなさい。この石板の使い方は知っているな?」


「はい」


「よし、ステータスプレートを出しなさい。始めに言っておくけど、目の前では偽装は出来ないからね」


 とことんやってやろうじゃないの。


「アルディ」


 虎が言ってる石板とは懐かしのステータス測定の時のものだ。2回目以降も出来る事は知らなかった。プレートはどうなるんだろう。


 〝バキッ〟


 虎の持ってたプレートが1人でに割れた。

 石板から両手を退かすと新しいステータスプレートがある。

 虎がそれを手に取った。


 急に虎が震えだす。


「お、おいどーしたんだよ」


 ワニは問う。


「本物だ」


「へっ?」


「彼は、アルディ様は偽りなど言っておられなかったのだ・・・」


「じゃああのプレートの冗談みたいな数字やスキルの数々は・・・」


「ああ、真実だ」


 どうした?急に・・・


「「申し訳ありませんでした!!」」


 なんだぁ?急に殺されるとでも思ったのかな?強面が土下座するとか、やめてくれ。シュールすぎて笑っちゃう。


「いいよ。信じるんだな?」


「「はいぃ!」」


「良かったね、虎さんとワニさん!アルったらこれで信じてもらえなかったらあなた達の事、


「よ、余計な事を言うな怖がってしまうだろう」


 エリーの言葉を遮って止める。


「ひぃ」


 主にビビったのはワニの方だ。

 俺達に舐め腐ったというに相応しい態度を取って頂けたからでしょうか?


「別に、信じたからって許したわけじゃないんだよ?」


 そう言ってワニと顔を近付けた。


 ぬわっ!っと立ち上がるワニ。


 〝ゴンッ〟


 ワニは俺の態度にビビりまくって仰け反って失神という究極に見っともなく・・・


ーー散った。


「それで、急に態度が変わったけどどう言う事?ただ怖がってるだけならもう何もしないからやめてくれない?」


 本当は謝らせようと思ったけど、あんなにみっともなく気絶されちゃあね。

 怒りも冷めたよ。


「申し訳ございません。1つ質問宜しいですか?」


「どうぞ」


「お連れ様方も同様にお力をお持ちになられるのでしょうか?」


「んー、ここまでは高くないけど間違いなく虎君よりは強いかな?」


 エリーのステータスを見せる。


 少々驚いていたが俺のインパクトが強過ぎたようだ。


「そちらの従魔は・・・」


「今はこっちのエリーより多分数段は強いよ」


「左様でございましたか。ではご説明申し上げます。アルディ様はご存知無いようですが、この国では冒険者という職業が御座います。」


「それくらい知ってるよ?」


「その先があるのです」


「どんな?」


「はい」


 要約するとこんな感じだ。


冒険者にはSS〜Hランクの10段階ある。

SランクとSSランクにまでなると、冗談抜きで一国相手に戦争できるレベルなので、もはや個人としての扱いを超えているのだとか。

故にAランクから貴族の準男爵並み

Sランクでは公爵並み

SSランクになると国王並みの影響力と扱いを受けるのだとか。


 それで俺は今の所Sランクに相当するのだとか。と言ってもSSに片足突っ込んだくらいではあるらしい。


 つまりは公爵レベルの扱いをされるし影響力があるらしい。


 俺が驚いたのはそんな事よりも俺はまだ最高ランクで無かった事だ。俺より強い奴がまだ居るって事は何があるかわからない世界で、まだ安心出来ないと言う事だ。


 それに魔神が既に居る人間より弱いわけがない。


 因みに国王、公爵、侯爵、伯爵、子爵、男爵、準男爵の順で偉い。


 エリーはBランク相当だと言われていた。


 エリーより強いクロはAランクになるか? と聞くと従魔はどれだけ強くてもそのような規定はないのだとか。


 正直公爵並みと言われても分からない。

 実際の公爵を知らないんだから想像できなくても仕方ない。


 虎君とワニはあまりに驚いたので失念していたが、あくまで冒険者登録をして、ランクを上げたら。の話なのだそうだ。


 つまり厳密に言えば、まだ金なしのただ強い奴って事だ。


 もともとお金無いから冒険者として働くつもり満々だった事を伝えると冒険者になるにも手数料がかかる事を教えてくれた。


 しかしお詫びに入市税も含めて全額支払うとまで言ってきたので、そちらはす勿論断る。恐喝になってしまうじゃないか。



 でも虎君はどうしてもと言うので借りる事にした。

 実際助かる。


 まぁ彼からしたら本当にこのまま無下に扱い、俺達が権力を手に入れたりしたらどうなるか分からないと言う恐怖もあったのだろう。


 兎に角俺達はこうして冒険者になったのだ。


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