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10本当の力1

 やっとここまで来ました。

 長かったです。


 当初の予定では覚醒がもっと後になってしまいそうだったので予定を早めました。

 本来ならば先に冒険者になってある程度した後に村をが壊滅しして覚醒する設定でしたが、折角覚醒するなら雑魚のままの方がいいかと思って主人公のステータスも伸びない事にしました。


 変更前の設定も何処かで入れていきたいと思います。


 大変ご迷惑をお掛けしました。

 今後はこの様な事が起こらぬ様最善を尽くしますので今後共よろしくお願い致します。


 では引き続きお楽しみください。


ーーギュン!

 と言う風の音と共に周りの景色が消し飛ぶ。

 しまった!やり過ぎた!踏み込み過ぎて魔物を通り過ぎてしまった。


 今ので調整は覚えた。今度は・・・

 と、目標をしっかり確認すると、魔物の横に・・・


【デーモン・キング】


 と、その下に緑のバーと青いバーがある。青いバーが少しずつ減っていて、残りが半分程度になっていて、現在進行形で減っている。


 状況から見てHPとMPで間違い無いだろう。

 実に便利だ。


 今度は加減をしつつ相手に向かって踏み込む。ジャスト!相手の真下に位置する事に成功。

 そのまま剣を下から上に振り抜く。


「うおぁっ!!なんだ貴様!急にっ」


 何故か相手が避ける様な気がしていたので既に次の攻撃の構えは取れている。


 今度は片方の手を反対に構えてちゃんと加減をしつつ風の魔法を放つ。

 グッとデーモン・キングの近くへ寄る事ができた。と同時にもう片方の手で剣を振り抜き切り裂く。


「チィッ!!」


 デーモンの体力グンと減った。3/1〜4/1程度減ったかな?


 何とか腕を犠牲にして難を逃れたデーモンは無事だった手をこちらに差し出し、短い詠唱の後ソフトボール並の小さな闇の塊を数発弾き飛ばす。


 何となく普通の剣では闇を斬ることができない気がしたので、スキルレベルMAXになった光魔法を剣に纏わせる。


 そのまま進路の邪魔になる闇だけを切り裂きながら前へ出る。


「馬鹿め!」


 そこで危機感知スキルが作動したのかヤバイ感じがしたので横っ飛びで避けた。


ーーキュオンッ


 人1人分の範囲の空間が消える。いくら強くなったとはいえ空間ごと消されては敵わない。


 これを最大威力で打つとどうなるんだ、と次の攻撃へ転じ用とする時二の足を踏みそうになった。


 危ない危ない。恐怖耐性スキルのお陰か踏み出しが遅れることは無かった。


 強くなったが油断はできない。それにまだ力になれていない。


「ちょこまかと!!」


 苦し紛れかまた闇の球を飛ばして来た。ここまででこの体の使い方をかなり覚えて来たので、ちょっと思い切り踏み込んでみる。


 広がり切る前に闇の球の真下を一瞬でくぐり抜けデーモンの眼下へ。


 今度は避けさせない!


「喰らえ!!」


 炎の魔法を全力全開で、森が焦げない様にしたから上に放つ。


ーーードゥッゴゴゴゴゴゴ!!!!


「うわっち!」


 予想以上の威力だ。

 10階建のビル位の高さまで炎が届く。


 直ぐにデーモンの方を見ると、ほんの少しだけ体力が残っていてバーの隣に火傷と追記されている。

 色々情報を聞こうと生け捕りにする事にした。


 うつ伏せに突っ伏してたのでもう意識はないのかと思ったが歩いて近付こうとすると、スッと立ち上がった。


 意識があると、何をし出すか分からないのでやはり倒して置く事にした。直ぐに踏み込んでデーモンへダッシュしたが・・・


「エスケープ!!我を倒したくばダンジョンに来い!」


 と言い残して消えた。

 しまった。逃した。


 兎に角、エリーとクロを助けられただけでよかった。パラメータの能力に関しては後で直ぐに検証しよう。


 エリーとクロの方へ歩き出す。


 2人ともキョトンとして状況についていけないみたいだ。当然だろう。俺もびっくりしている位だからね。


「え、なに?どうしたの?なにが起こったの?」


「分からない。でも、良かった」


 エリーとクロを抱きしめた。

 良かった。本当に良かった。あのままだったら2人とも・・・

 そう思うと腕に力が入る。


「痛いよ、アル」


「クァアンッ」


「あ、ごめんよ。嬉しくって・・・つい」


「ありがとう」


 そう言って黙ってしまった。

 今日1日で急展開過ぎたからね。正直現実味がない。本当に村ごと消し飛んだのか?いや、どっかにあるでしょう。と思っている程に。


 しかしエリーは現実を叩きつけられ、呆然としている。流石に俺の成長には驚いたみたいだけど、直ぐに元に戻ってしまう。


「お父さん・・・お母さん・・・」


 そっとしておこう。

 今俺に言える事は何もない。


 1番の脅威は去った。安心したせいかやたらと眠気が・・・


 気がつくと俺はストンと意識を落としていた。



ーーーーーーーーー




 どうやら寝てしまってた様だ。


「おはよう。アル!」


 何があったか分からないけど、元気になっていた。


「大丈夫、か?」


「うん、もう過ぎてしまった事をいつまで言っていても何も変わらないもん」


 エリーは昔から切り替えが早かったからな。あとの祭りだと腹を決めたのか。泣いた跡が残っていることは黙っていよう。


「クロが良くなったら行こう?」


「行こうってどこに?」


「さっきの魔物の言ってたダンジョンだよ!」


 タフなヤツだよ本当に。


「行ってどうするの?」


「本当に村を消しちゃったのか確認するの。それにもし本当にそうなら仇を打たなきゃ」


 個人的には聞きたい事が山程あったから行くつもりだった。


 なぜこの村を消したのか。言葉を話す魔物は他にもいるのか。もし知っているならこの世界の魔物達の関係図なんて聞くのもいいだろう。魔神のことも聞けるなら聞きたい。


「だから強くならなくちゃいけない」


 真っ直ぐに俺を見つめるエリー。


「さっきのアルのチカラ。あれは何?」


 隠す必要も無いので素直に話す。


「パラメータって俺のスキルがあっただろ?それの効果で・・・これを見て」


 論より証拠、とステータスプレートを渡そうとした。


 ステータスが更新されてる。それに新しいスキルも増えてるみたいだ。


「み、見せて」


 俺はそのままエリーにステータスプレートを渡す。


「なに、これ」


 そりゃあそうだろう。俺のステータスは昨日までレベル1だったんだ。驚くのも無理はない。


「俺のステータスは手動で更新するものだったみたい」


「手動?そんな事って・・・この数字はどうしたの?」


「分からない。なんか変?」


「上がり方が異常だよ?」


 それは多分幼少の頃の成果だろう。記憶があったから赤ん坊の頃から特訓してただなんて言っても仕方ないし信じられないだろうから敢えて言わないが、これを見て分かることは今までやってきた事がそのまま数値として反映される様だ。


「それは俺にも分からないけど・・・エリーに内緒で魔法の特訓も1人で毎日してたからかな?」


「それだけじゃ!・・・説明、付かないよ・・・」


「うーん、分からない事を考えても仕方ないし、そう言うものだと思うしかないよ」


「そう、だね・・・」


 納得はいかなかったみたいだが・・・


「でも・・・さっすがアル!!」


 そう言って俺を抱きしめる。

 

 万年レベル1だった俺の成長を素直に喜んでくれているみたいだ。


 クロもふらふらの足取りで俺の隣へ来て体を預けた。祝福したいけど体がついてこないのだろう。それとも本能的にここが1番安全だと思ったのだろうか?


 そうだ!俺は閃いた。

 パラメータのスキルでクロを見れば状態異常が分かるのでは?


 早速、スキルを発動。

 パラメータ。


 クローー衰弱


 良かった弱っているだけの様で、後の状態異常は無いみたい。もう骨までくっついている様で流石魔物だ。


 クロの頭に手を乗せる。

 あれ?ーー

 離す。乗せる。ちょっと面白い。


 遊ぶのはやめよう。もう一度ちゃんとクロの頭に触れる。


【名前】クロ

【種族】フェンリル

【年齢】?

【性別】不明

【ステータス】レベル62

HP:1303

MP:600

筋力:720

敏捷:861

魔力:440

耐性:475

運気:72

【スキル】

覚醒・・・MAX

封印・・・MAX

不屈・・・MAX

分身・・・MAX

闇初級・・・4▷

闇耐性・・9▷



 ステータスは思ったより低いがクロには動物的なのか魔物的なのか、野生の勘みたいなものがある。ステータスには反映されない見たいだが、戦闘では大きなアドバンテージになるだろう。


 それよりも気になることが3つ。


 1つ。種族名

 1つ。スキル

 1つ。▷


 確かフェンリルとは神々すらも滅ぼしてしまうどの力があり、それをさせないために何処かに強固な魔法の鎖かなにかで封印されてると言われる伝説狼・・・だったかな?

 ちゃんと覚えてるわけでは無いので合っているかも分からないがそれくらいの力を持つみたいな神話だった気がする。

 この世界に置いてクロがどこまで力を持つのかはまだ謎だ。


 スキル。中身のことは一旦置いて置いて、MAXが4つ?これって・・・


 転生者じゃね?

 クロが元々人だったのか狼だったのかフェンリルだったのかは分からないが、人神は転生者の事を人とは言っていなかった・・・

 〝魂〟そう言っていた。つまりクロは元々人ではない可能性が高いだろう。


 それに俺の元いた世界以外の世界からも来るはずだ。そこはクロかま魔物である以上詳しくは聞けないだろう。そもそも【記憶】が無いから覚えて無い可能性の方が高いけど。


 後は▷があるという事は俺がいじる事ができるって事かな?って事。

 スキルを上げても損はないので▷をタップ。


闇初級・・・MAX

闇耐性・・・MAX


 やっぱり。

 でもこれ・・・無限にスキルのレベルを上げられるのか?

 そう思ってよく見ると。


【スキル】407


 もしかしてこれがスキルポイントみたいなやつかな。


 パラメータのスキルを使いこなすにはなかなかに時間がかかりそうだ・・・。


 おっと、それならエリーのスキルも上げてあげよう。


 エリーの肩に触れる。


【名前】エリー

【種族】ヒューマン

【年齢】12

【性別】女

【ステータス】レベル52

HP:1280

MP:1659

筋力:711

敏捷:840

魔力:908

耐性:886

運気:80

【スキル】333

剣術初級・・・9▷

体術初級・・・8▷

炎初級・・・8▷

水初級・・・MAX

水中級・・・2▷

風初級・・・MAX

風中級・・・2▷

土初級・・・8▷

雷初級・・・MAX

雷中級・・・1▷

光初級・・・7▷

【称号】

勇者・・・レベルUP毎×5パラメータプラス


 エリーも二年前よりかなり成長したな。

 ステータスを見て思ったが、初級がMAXになると中級が発生するのかも?確かスキルは運が良ければと言っていたし中級も初級がMAXな事が条件に運が良ければって事なのかも。


「アル、今、何かした?」


 エリーが驚いた様にこちらを見る。


「パラメータのスキルでエリーとクロのスキルレベルを上げたんだ。今気が付いたけどこのスキルは自分以外にも使える所があるみたい・・・不味かった?ごめん」


 確かに軽率な行動だったかもしれない。勝手に弄られたら気分が悪くなる可能性もあった訳で、ちゃんと確認を取るべきだった。


「大丈夫。それって、アルディが居たらスキルレベル上げ放題って事?」


「いいや、スキルポイントって言うのかな?これがあればできるみたいなんだ。因みにエリーとクロはかなり余ってるから足りなくなる心配は今の所ないよ」


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