アウトライン
小説の構成を表す適切な表現を知らない。
とりあえずアウトラインと呼ぼう。
アウトラインプロセッサー、Nana Terryを使用して、新作のネタを処理してみた。
色々と考えた結果、とりあえずこうなった。
Nana Terryにはノードという要素があって、そこにテキストが書き込める。
ノードは子ノードを関連付け、階層化できる。
<〇〇〇の仔を拾った>という親ノードに、四つの子ノードをぶら下げた。
<あらすじ> <設定> <登場人物> <本文>
執筆の前準備として、この四つの項目を検討したらどうだろうか。
まず<登場人物>について処理してみよう。
<登場人物>ノードに、キャラクター名で子ノードをぶら下げるのだ。
<ロイド>は主人公、<ミミイ>はヒロインである。
<ロイド>ノードに、キャラ設定を書き込んでみた。
最初は、ごく簡単な来歴ぐらいでいいだろう。
ストーリーの進行に合わせて更新を重ねれば、内容が充実するからだ。
あまり詳細に設定すると、ストーリーが縛られてしまう気がする。
あくまで大雑把なイメージに止め、彼の思考や決断は後々考えてみよう。
そうすればストーリと主人公の性格が、上手く噛みあう気がする。
次に<本文>=ストーリーを処理してみよう。
<プロローグ>に、思い浮かんだ場面【シーン】を、子ノードとして下げてみた。
場面【シーン】毎に、台詞やアイディアを、どんどん書き込んでみよう。
ここでイメージを固めれば、実際に執筆するのが楽になる、気がする。
そして場面【シーン】をつなぎ合わせ、ストーリにする。
全体を俯瞰的に眺められるので、構成を考えやすいのではなかろうか。
藤正治は、演出効果を狙い、たびたび場面【シーン】を入れ替える。
ノードは移動可能なので、場面【シーン】の組み換え作業が楽に出来そうだ。
とても効率的である。