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藤正治専用執筆術  作者: 藤正治@
5/7

ネーミング

自分が考えたキャラクターが活躍するための舞台として、世界観を設定する。

あるいは逆に、世界観を語るために必要なキャラクターを創り出す。

キャラクターと世界観は小説の両輪にして、共に欠くことのできない存在。

主眼をいずれかに傾けるかで、小説の趣も変わってくる。


キャラクターは、魅力的でなくてはならない。

善悪は問わない。下卑た野盗にも、魅力は必要。

読者の憎しみを買い、倒されることで爽快感を与える、とても重要な役割だ。

負の魅力というものが、憎まれ役には必要である。


しかし事前に考えると、意外と手こずるのがキャラ設定。

藤正治は、どちらかと言えば後からキャラを考えるクチである。



情けない主人公→女の子に叱られると、ぺこぺこ謝ってしまう。

→ちょっと勝ち気な少女が登場→でも根が優しくて、お人好し。

→少女の母親が登場。見掛けは穏やかだが、実はこちらの方が辛辣。

→結局、少女に追い立てられ、場面転換。



異世界で暮らし始めた主人公には、導き手となり保護する存在が必要。

→剣の師匠にして、冒険者筆頭が登場。

→スキルについて説明し、世界観を匂わせる。



ストーリーの展開にキャラが必要となり、キャラによってストーリーが動かされる。

そんな感じだろうか。

藤正治のキャラは機能的であり、必要性の産物である。

だから美醜や容姿に関心がなく、あまり詳しく描写してこなかった。

しかし以前、読者からキャラのイメージが掴みにくいという感想を頂いた。

反省すべきである。でも、キャラ設定というのは、とにかく難しい。

なんとか簡単に、キャラ設定できないものだろうか。


【キャラの名前】

まず、ここでつまづく。

男性キャラは、あまり悩まない。言い方は悪いが、適当である。

一旦名付けて後で修正することは、ほとんどない。

女性キャラは、あれこれ悩んでしまう。

響きやイメージを大事にして、何度も修正したりする。

最近では、小惑星から名前をもじったりしている。

書籍のネーミング辞典も購入したが、もっと手軽な手段はないだろうか。


あった。


「常緑の大樹」

TRPGに関する支援ツールを提供しているサイトだそうだ。

http://www.elerl.com/

そのコンテンツの一つに、『名前作成 / 人名作成』があった。素晴らしい。

http://www.elerl.com/elseeds/NameMaker/


冒険者や英雄でおなじみの、『二つ名作成 / 名声作成』まである。

http://www.elerl.com/elseeds/NicknameMaker/


他にも「NPCエンカウント」や「世帯エンカウント」など、興味深いコンテンツもあった。


もしやと思い、名前生成で検索したら、こんな記事があった。

「創作活動に使える、架空の人名を作成できるジェネレータサービス5選」

https://japan.cnet.com/article/35078455/

そこには、上記『名前作成 / 人名作成』以外のサイトも紹介されている。


「すごい名前生成器」

https://namegen.chobitool.com/


「欧羅巴人名録」

http://www.worldsys.org/europe/


「それっぽい名前ジェネレータ」

http://tinyangel.jog.client.jp/Name/NameGenerator.html


「ネーミング辞典」

http://naming-dic.com/



結構あるなあ。

自動的に生成された名前は、そのまま使えなくても構わない。

要はヒントとなり、そこからひねって自分独自の名前にすればいいのだ。

それにしても、凄いことである。


これからは、「こんなのがあったらいいな」と思ったら即、検索してみよう。

藤正治が悩む程度のことは、世間の誰かが既に解決済みな可能性が高いようである。



藤正治専用、効率の良い執筆術。

なんとなく光明が見えてきた気がする。

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