ばらばら執筆法
過日、ラジオで「バラバラ勉強法」なるものを放送。
例えばABC、三つのことを一時間勉強するならば、それぞれ20分ずつ連続して集中するより、5分ずつABCABCと、分割して順繰りに勉強した方が学習効率が高いというものだ。
肝は、勉強するならば集中してまとめてやらず、適度に間隔を空けて学ぶということらしい。
たぶん。自分が理解した限りでは。
http://www.1242.com/lf/articles/52865/?cat=life&pg=asa&feat=yajiuma
これを小説の執筆に応用できないだろうかと閃いた。
――ひょっとすると勘違いかもしれないが。
仮に三作品を同時進行させた場合、別の利点がある気がする。
藤正治は小説の準備や執筆途中で、行き詰まることがある。
アイディアや文章が思い浮かばず、虚しく時間だけが過ぎていくのである。
複数の作品を順番に執筆した場合、作品Aで行き詰まったら、作品B、Cの進捗まで遅れてしまう。
トータルの執筆時間が延びてしまうのだ。
これを並列的に作業したらどうだろうか。
一つの作品で行き詰まる前に、別の作品に着手するのだ。
無駄に考え込む時間を、他の作品の執筆に割り振る。
どうせ書けない時は、書けないのである。
気分転換をした方が良いが、必ずしも良い着想を得る保証もない。
そういう意味でも、事前に作品のアイディアは複数、用意した方が良いと思う。
その方が、効率的というものであろう。