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Révolution  作者: 氷室柚香
1章 ひとつめの要求
9/12

結果

結果から言おう。

犯人の要望は通った。

それはもう、あっけないほどに。

首相は結果を聞いて無言だったらしい。

そして、無言で臨時会を開くための行動したらしい。

消費税の引き下げが決まったのは昨日の国会。

犯人の、いや、Revolutionが提示した期限まであと2日の猶予が残っていた。

消費税の引き下げに関して、国民の反応は様々だった。

素直に喜ぶ人もいれば、それを疑う人もいる。

ただ、喜んだ人のほうが圧倒的多数だった。

Revolutionの指示通り、マスコミで大々的に報道した。

指示がなくてもマスコミは大々的に報道しただろうが。

Revolutionはテレビのニュースでこのことを見てどう思ったのだろうか。

俺には想像できない。

そうは思わないか?

え?

思わない、だと。

ちょっと、それは無いだろ。

まあいい。

結果のことは理解してくれたと思う。

して、俺はいま、青森県にいる。

なぜなら、逆探知して、このへんに住んでいるのではないか、という結論があったからだ。

しかし何もないなぁ。

青森に住んでいる人に失礼かもしれないが。

青森で有名なもの、といえばリンゴしか思い浮かばないんだ、俺。

しかも街中ではなく、田舎。

冬に来れば、面白いものがある・・・はずだ。

そう信じたい。

え?

田舎にもいいとこがたくさんあるって?

俺は観光に来たんじゃない。

・・・さっきまで観光の話をしていたじゃないか、って?

そんな細かいところは気にするなって。

さて、仕事もしたし、帰るか。

「おにーさん、寄ってかないかい?」

「今から帰るので、では。」

「また来てね~。

 若い人が来たの久しぶりだったからね。」


てなわけで、俺は帰って報告すれば1日の休日が得られるのだ。

次に犯人と話すまでだらだらと過ごすぞ!

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