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200文字小説集

父はPTA会長(200文字小説)

作者: 日下部良介

私の父はPTA会長。

運動会や入学式で挨拶をする。


「あれ、愛ちゃんのお父さんよね」

「知らない」


優しい父だけど、学校で挨拶するなんて恥ずかしい。


先輩の卒業式の日。

父が挨拶をした。


「PTA会長って、愛ちゃんのお父さんでしょ? 素敵な挨拶だったね」

「えっ?」


意外だった。

今まで恥ずかしくて耳を塞いでいた。

ちゃんと聞いておけばよかった。


「お父さん、今日の挨拶、みんなが誉めてたよ」

「そうか?」


ちょっと見なおした。


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― 新着の感想 ―
[一言]  娘さんの微妙な心情が伝わってくる感じがしました。  きっと、お父さんを好きで、誇らしく思っているんでしょうけど、それを素直に表現できないんでしょうね。 きっと、これからは家庭でも少し関係が…
[一言] PTAじゃなかったけれど、僕の祖父は地区の支部長をやっていて、幼稚園や小学校、また中高の卒業式には必ず来客として呼ばれていました。 僕が卒業する時も来ていた。そしておめでとうと、言ってくれた…
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