これがあさかよるのようだ
めがさめたまひる
これがあさか
よるのようだ
まどろむきおく
きえていくゆめ
からっぽのこころに
リンがいる
たましいにつののはえた
ひとのかたちをした
けもの
わたしであってわたし
わたしでなくてわたし
リンでありそうでなさそうなリン
それがわたし
聖獣に麒麟がいる
雄の名を麒といい
雌の名を麟という
あしたをみる
きょうのわたしに
きのうのわたしに
あしたをみる
めがさめたあさ
まひるのあいずのようだ
よるのとばりにほしたちが
かたることばのざんきょうが
ただよっている
まとわりついている
ちんもくはねむりにつく
こころのこえが
かぼそくつぶやいた
虚しかった
でも楽しかった