炎なき瞳と瞳なき炎
古典的熱血表現。
炎なき瞳と瞳なき炎
それは 光の宿らない虚ろと 宿る場所を持たない光
花の咲かない季節と 季節が訪れることのない花
そんな瞳をしたぼくが
汗で汚れていないシャツに
踵の減ってないスニーカーで
どんな物語をくちずさんだって
だれかの指の爪をかすめさえしないだろう
せめて触れようと
手をのばされたかどうかもあやしいもんだぜ
こんなふうにして 燃え尽きもしないで
くすぶったまま終わりたくないのなら
瞳のなかに燃やすべき炎をさがして それを強く灯せ
どれだけ悔し涙に濡れても
消えることのない炎をみつけて それを強く灯せ
瞳なき炎も灯るべき瞳を待ちながら
きっと どこかで 光を繋いでいるはずさ
熱血キャラではないですね。