第八話の登場人物・語句説明
***用語***
《枚鴨市》
これまで地名の表記はずっとワガネコ(参照:第七話の語句解説)として避けてきたが、ついに追い詰められて設定しました。やはり、実在の都市は使えず――だって半裸の男が出没するなんてイメージダウンですものね――、さりとて東京都内とは記述していたので、西東京にゴリッと押し込んでみました。
名称のモデルとなったのは、ズバリ舞鶴。京都北部の地名です。西東京の複数の都市名を混ぜる案も考えましたが、どこかに寄っちゃって迷惑かけても悪いので、離れた場所にしました。「それじゃあ舞鶴に悪いじゃん」と意見もあるかもしれませんが、舞鶴はほとんど名前しか知らないので、被らないだろうなぁ、と。一応、「まい」を枚数の「枚」にして、「鶴」を優雅なイメージの薄い「鴨」にしてみました。
東京都でも地方都市なので大都会という感じではありません。東京近郊にお住みではない方でも、お近くもしくはお住みの拠点都市と同等かそれより小規模な街並みをイメージしていただければいいかなぁ、と。――って、本来はそれを描写していくべきなのですが、ちょっと媒体が、何でしたっけ?……音声多重総天然色(以下略)なので、素直に描写できないのですよねぇ。
しかし、一旦定義が定まった以上、今後出番が一気に増えるであろう。……というか、増えるのが確定している後で、書いているんですけど。
***登場人物***
《ナレーター》
さすがにもう書くことなくなってきたなぁ。次からは特に書くネタなければ、項目としても挙げるのは止めますね。
《パンツイッチョマン》
本作のメインヒーロー。今回は、本物の変質者と相対し、どちらがより変質者なのか非常に紛らわしい構図となった。これは、『第三話 不安定な南国娘!?』に登場したコート姿の吸盤男以降の――え、そんなに間は空いていない? ……でもね、この後も意外に、見てすぐわかる変態とマッチアップする機会はないのです。そして、吸盤男も桜ちゃんの獲物としての印象が大きいですから、一対一の状態は希少なのです。……そのせいか、パンツイッチョマンは、紙おむつの男をすかさず変態と認識できていませんでしたが。
「人を見かけで判断してはいけません」と言われますが、建前ですね。それを実践しているパンツイッチョマンは、判断の遅さから被害者に怖い思いをさせちゃいましたからね。……あ、でも、パンツイッチョマン自身が「人を見かけで判断してはいけない」の実例とも言えますね。見かけはアレですが、中身は立派なヒーロー……いや、立派ではないな。やっぱり、「人を見かけで判断すべきかどうか」は皆さんの判断にお任せします!
《益子ぷらむ》
「前にも別のアイドルいたろ? なぜ、そいつじゃなくて、新しいキャラ出してくるんだよ!」とお思いの、あるいは少し苛立ってさえいる読者の方もおられるかもしれませんが、そりゃあこっちだって管理が大変だから一本化したかったよ! です。なお、その既設定のアイドルは、後輩刑事くんが慕う「涼ちゃん」というあだ名の鑑識係の女性の元ネタとなった「伝桐清涼」です。……「別のアイドル? そんなのいたっけ?」と首を傾げていた方はこれで納得できましたか。
こちらとしては、清涼さんとちゃんに出演依頼をしたんですが、
「地方都市の市民会館でライブ? ちょっと私を誰だと思っているの!」
と拒否されました。最近露出が減り、一部では「落ち目」と言われていても一時代を築いたタレントさんなので、格そのものはあんまり落ちていないんですよね。映画やドラマで、役柄としてはチョイ役だけど、作中で格の高いキャラとして登場すると、視聴者は「おぉ」と納得してしまう立ち位置ですね。
あ、涼ちゃんの解説ではなく、ぷらむちゃんでしたね。えーと、この事件をきっかけに一皮剝けたぷらむちゃんは、演技力を開花させて一気にスター街道を――とならないのが、ゴツゴウ・ユニバースの厳しいところ。一皮剝けたという評価は貰えるのですが、それが演技力や人気に直結とはいかないものなのです。しかし、迷いが吹っ切れた強さがあるはずなので、今回の体験が彼女にとってプラスになったのは事実です。ファンの方はもっと活躍できるよう応援してくださいね。
作者としては、芸能人としてイマイチ売れなかったとしても、中年期に通販番組に出演できる保証はできますよ。彼女の売り文句「これは『マストバイ』ですね!」というフレーズは思いの外強いのだ。
《八足 智叡》
三十代の無職の男。益子ぷらむの熱烈なファンで、ついに一線を越えてしまう。……え、「そんな事より、この作品で罪を犯す連中はまともな定職に就いていないやつばっかりだ。差別じゃないか!」ですか? う~ん、逆に言うと、まともな定職に就いている人はそれなりに現状に満足していて、敢えて犯罪に手を出そうとしないんですね。社会の歯車の一つとして機能できない方たちが弾き出されて、犯罪という形で表面化しているだけです。
現に、この八足さんも普通の会社員でしたが、今回の事件を起こすにあたり、仕事を辞めたから無職になっています。仕込みの間は働けないですし、だったら有給休暇を取ろうかと考えた時に、「事を成した後はどうせクビだ」と気付き、先に辞めていたのです。ある意味、職場に迷惑を掛けない措置とも言えますね。
と言うわけで、犯罪者に無職的な人が多い理由には納得いただけましたか? しかし、これは、当然、無職の人=犯罪者、という意味ではありません。また、まともな仕事に就いている人≠犯罪者、というわけでもありません。本作でも、最悪の犯罪者ともいえる翠丘――『第六話セキュリティホール』で放火しようとしてパンツイッチョマンに張り倒された男――は公務員でした。
「そんな事より、こいつがどのようにしてアイドルと二人きりに成れたのか教えろ?」ですか? それは悪用されないよう教えられません!
***パンツイッチョマンの技***
《イッチョマン・コール》
実はそれまでに何度もやっている事だが、本人が「コール」と呼んだのでここで項目を作っておこう。他に書く技がないから、という側面があるのは否めない。
この技は、子供たちも大好きな、パンツイッチョマンの名乗り上げの事だ。「技じゃないじゃん」と思われる方もいるだろうが、歴史的に現実の戦場でも名乗りは士気向上という効果があったと考えられる。既に高名な英雄なら、敵が怖じ気づくという効果もあった。ただし、一部の勇敢な相手には奮起させる効果もあったので、敵への影響は善し悪しだ。
他のヒーロー作品でも、毎回名乗り上げのシーンがあるのは、この強化効果を期待しての行動だったのだ。本作も、たまには他の作品の援護をするのだ。
というわけで、イッチョマン・コールも、パンツイッチョマン自身と仲間の能力を一割向上させる効果がある! かもしれないのだ。……はい、仲間はいないから、そこの仕様は無駄ですね。……あ、でも仲間ではなくても、銀子先生は勝手に発奮している可能性大だ。……まあ、名乗りがなくても興奮しだすんですけどね。
これまでの話とは関係ないが、前回のこの項目は「イッチョマン・コイル」だっだ。一字違いが大違い、と言う問題についてはやがてスポットライトが当てられるぞ。
《イッチョマン・スラップ》
もう皆さんお馴染みのパチン技。この作品に出会うまで、皆さんは「スラップ」という単語に親しみがありましたか? しかし今ではきっと、「スラップ」と聞くと、頭の中で「♯ パチン」まできっと聞こえる事でしょう。
同じように聞いたことがないのに覚えちゃった単語として「フロントラットスプレッド」があると思います。もう聞いただけでポーズが思い浮かんでいますね? でも私は、タイプしながらなので時折「フロントラップスプレッド」と「スプレッド」の「プ」が前に増殖ちゃうことがあるんですよ。……だからどうした? ですか。……たぶん、こういうミスは認識における科学的説明が……あ、はい、どうでもいいですね。
***大門博士による異能分析***
今回も不要だったこのセクション。だったらそもそもタイトル部分から削除できるじゃん、と気付いたので、以降そうします。




