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妄想論

鬼滅の刃となろうファンタジー

作者: とびうお君

 あほな擁護になってないか?ってだけ心配してるけど、自分が面白いものをやたらめったらと否定されるのはだれでも気に入らないと思う。でもだからって感情的になって意見を考えてはいけない。そういった反発心から言ってるわけじゃない。そもそも私それほどなろうが面白いとみじんも思ってない。


 ただつまらない時間を返せとはまずならない。それだけで天と地ほどの差がある。はっきり言えば逆になろうアニメがもし大絶賛されていたら間違いなく困惑してた。私の中で大絶賛されて困惑しない作品はオーバーロード以外無い。リゼロがそこそこだが、あれはレム人気が大半なので、キャラクターの可愛さがあまり刺激にならない私にとっては大絶賛は分かるがまあ他人事だと思う程度。


 否定的な流れがあるのは事実だとして最近ちらほら出てくる鬼滅の刃からの時代が変わったというのが気に入らない。常々世代交代を語ってる私だが、鬼滅の刃がその証拠だとは思わない。鬼滅の刃はジャンプ旧世代の流れが変わったんだなと思う程度。その時間は20年ぐらいある。なろうはちょっと早すぎるだろ?ってなる。


 ジャンプ旧世代というのは、とにかく糞長い連載が当たり前の看板漫画にたいして言う。すべてのジャンプ作品が当てはまるわけじゃないが、この糞長い連載がもたらす弊害というか、殺し合いの世界観なのにキャラが死なないことが多い。特にドラゴンボールは生き返るがあってもっとなんとも言えない。さすがにこれほどひどいのはないと思うが、殺し合いの世界観でキャラを殺さない、それが根底には長期連載をキャラ人気で支えるというのがある。


 こういった流れと違う作品がやったきたとなる。鬼滅が何が新しいのか?ならここになる。なろうが一見鬼滅と違う流れに見えるのはキャラを殺さない長期展開が旧世代のジャンプ作品と似てるからになる。ただそれは似てるようで似てない。何故ならなろう作品は、キャラ人気のために殺さないからじゃない。ストレス展開を嫌ってのことが多い。


 その点なろうはジャンプ作品と旧も新もなくそもそも全く流れが違う。じゃお気楽ノーストレス展開は終わりを告げて鬼滅の流れがやってきたのか?ならそれも違う。あくまでジャンプの中の新旧交代であり、そもそもなろう作品とジャンプ作品は全く無関係に流れたと思っていい。並列してるからそもそも関係がない。


 いつか世代交代は来ると思うが、それは多分世界観だと思っている。もし世界観で何かなろうが古いとみなされる事がないと多分無いと思う。ただいつかは来ると思う。そもそも古いから廃れないと思っていた時代劇が、やっぱり廃れてしまった。元々古い時代を扱うものは根本的に古くはならない。でもなぜかどういう理屈はさっぱりわからないが、古くなってしまうんだ。


 未来を扱うSFは当然だと思う。レトロフューチャーなんて言葉があるように、未来を扱うSF観がどうもこれ古臭いよなってので、レトロな価値観の未来館って変な造語が出来てしまったぐらいだ。正確には時代劇ではないが、異世界ファンタジーはオカルト観が常識だった古い時代の西洋的世界観だとみていい。多少変なのは外人忍者と同じなので無視して良い。


 はっきり言えばそもそも古いものだから古臭いって拒絶が強烈に起きやすいと言っていい。そもそも矛盾した存在で、時代ものって扱いが難しい。そもそもが何故じゃ古いものが気に入ったのか?の部分が重要で、そこから一般化するほど量が増えたのが大きい。


 実はこの世界観も絡んでいる。鬼滅は和風ファンタジーだから西洋ファンタジーのなろうは終わっただ。あほなの?って突っ込む点で、この手の流行はフォロー作品の数で決まる。和風ファンタジーであふれかえってるの?じゃないと鬼滅による和風ファンタジーの流行は語れないとなる。明らかに西洋ファンタジーが減って、和風ファンタジーが増加しないとそれはいえない。中華でもアラビアでもいい。


 ノーストレスが嫌われて、ストレス展開が来たとはならない。それはそもそもジャンプは主人公が苦労したり緊張感がある立場に立たされるのが当たり前の作品が多くて、生死やキャラ人気による長期展開って問題があるが、その点以外はちゃんとジャンプはストレスフルな流れを作っている。さらにそこを強めたのが鬼滅だが根本が違う。


 他の作品もできなくはないが、キャラ人気による長期展開を考えた場合そこによってねじ曲がってる部分が多い。根本的にはなろうほど気を使ったストレスフリーを目指したものじゃない。要するに鬼滅が今新しい流れを持ってきたわけじゃない。なろうはキャラ人気を重視して長期展開してるわけじゃない。男女ともなろうのキャラクターの刺激は弱い。だからリゼロは例外的で、このすばはキャラに刺激があるとして、オバロが2期が不評だったのが、キャラ人気があるアインズ様を中心とした視点が弱いからだと書いた。かつ幼女戦記があるしゅの主人公キャラを中心としたコメディになってる点などである。


 そもそも並列してきたのを考えると今鬼滅がなろうの終焉を告げる作品として取り上げるのは間違ってるとなる。擁護がしたいんじゃない、馬鹿な意見をつぶしたいってのがある。そっちがメイン。ネット小説がいずれ来るだろう世代交代の危機は再度書くがネット小説で共通する異世界ファンタジーの世界観が新しい世代が古臭いと拒絶したらになる。


 それがいつ来るのか?は良くわからない。ネット小説初のアニメが極端に若い世代に人気がないのがすでに始まってるならそれはもう来てるのかもしれない。だがそういうデータを見たことがない。同一の世代からのアンチ的な拒絶はあまり重要じゃない。どんな作品も好きな人が居て嫌いな人が居るのは同じだから。それを流れにされるのはかなわない。


 ただ鬼滅の和風ファンタジーはコア層が女性だというのがかなり大きいかもしれない。何故かさっぱりわからないが、女性は西洋ファンじーも大好きだが、和中華中東などまんべんなく大好きな傾向がある。男性が何故か西洋ファンタジーに偏るのは多分何かあると思うが理由は分からない。ただ鬼滅はライト層を含めると女性人気の作品じゃない。


 その点はネットで女性ファンが多いから男性が楽しめないと勝手に決めつけるアニメの男性コア層の意見は無視して良い。ライト層にはあまり差がないが、何故かコア層は性別の差がものすごく強く出る。そのため鬼滅の男性アンチが女性向けだからって強調する部分がある。全くのでたらめじゃないが、意図的に男性ライト層を無視したいやらしい意見なのであまり正確じゃない。


 出来たらアニメが理想だが、ネット小説の異世界ファンタジーが若い世代にあまり支持を得てないアンケートが見つかったらそろそろやばい時代に突入するのかもしれない。ただ忘れないでほしいのは、それに代わる魅力的な世界観がちゃんと登場してる点である。古いものを押しのける新しいものが出来てないと、古いもの同士で戦うだけの事なので綺麗に世代交代することはない。


 ただたんに古臭いからと決めつけるのじゃなくて、何故古臭いのか?の新しい世代が選んだ別の刺激についてきちんと見てみなくてはならない。例えばそれは現代ものでもいい。現代ものは、時代時代の細かい部分でどうしても新しい世界観になる。じゃ現代ものが最高じゃないか?ならローファンタジーの場合、ファンタジー要素と現代の細部の新しさでいうと、後者は地味な変化になるから問題なんだ。


 現代ものの細部を生かすならファンタジー色を抑えた方がいい。無理にリメイク作品でファンタジー色を前面に出したものでスマホなどを出すとわざとらしいのはそれになる。ファンタジー色の薄い現代ものになる。いまいち生かしきれてないってのが、冬季アニメのダーウィンズゲームのスマホだと思う。ある程度は頑張ってやってるが、無理やりスマホを出してる感が強い。


 無理やりは言い過ぎで悪くはないが、現代感をうまく表現できてるか?ならダーウィンズゲームってファンタジー色が強すぎて、そっちがものすごく重要になってる。


 新しい世代が全く違う世界観の方を好むってデータが出たらネット小説の異世界ファンタジーの閉じコン化は始まるんだろうなと思う。小説に関してはそもそも閉じコンめいた部分がある。根本的に小説自体古臭すぎる。それは読書しない世代をさんざん読んでると思うから割愛する。


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