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咲かせたのは君  作者: バルたん
第一章 誰に似るでもなく
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第八十八話 「応援団リハーサルスタート」

「本当の・・・意味?」


美名城の一言が

はったりではないことを

駿は察した。


はったりではない・・・

だからこそ駿の中で

整理がつけられない。


いったいタロちゃんは何をしたというのか?



そんな混沌とした中


まずは青組の応援団の発表が始まった。


額には「海満の海」と書かれた鉢巻が巻かれ、

「海満王」と書かれた青の法被を着た者たちが

続々とステージに上がっていく。

後方には孝也もいた。


応援団の全員がステージに上がり終えると

「ドドン!!」と太鼓の強い音が鳴った。


「これから青組の優勝を願って

海満史上最高の応援を始めるー!!!」


団長の一言に

「自分でハードルあげた」と

ざわめきが起きた。



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