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咲かせたのは君  作者: バルたん
第一章 誰に似るでもなく
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第五十九話 「仲違い」

「孝也、

確かにお前は将軍の立場だけど、

軍の進め方を誤ったときは

平民とて黙ってはいないぞ。

駿も八千草さんも

菊池さんも俺も

孝也の駒ではないことだけは

忠告しておく。」



「余計なお世話だ」



孝也はムッとした表情を浮かべて

その場を後にした。



駿は太郎の側に寄り、

肩に軽く手を置いて

孝也の後を追った。

駿には俺と孝也の心が

見えているのだろう。



駿の背中が部屋から

去っていくのを見て、


「これでよかったんだ」



俺は平民で、一番立場が低いからこそ

欲がない。あってもそれは、

みんなが、立場の隔たりをとっぱらった上で

一緒にいると楽しくてしょうがないと言える仲間でありたい。

そのために俺は俺のできることでもしよう。

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