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咲かせたのは君  作者: バルたん
第一章 誰に似るでもなく
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第四十七話 「その呼び名・・・悪くない」

新年あけましておめでとうございます。

大変お待たせして申し訳ありません。

これからまた継続的に投稿していきますので、目薬のご準備よろしくお願いします。

もっとも答えたくない質問だ。


佐藤と言う苗字は

大多数の人が存じていると思われるが、

日本で一番ありふれた・・・

受け継がれている苗字である。


だから佐藤と

呼びやすい長所とともに

かぶるケースが少なくないため、

苗字意外、つまり名前で友達からは呼ばれやすい。


俺の場合だと


「太郎くん」



「ほんとに?」



「タロちゃん」



「タロちゃん、可愛い!

タロちゃんにしよう。

これからはタロちゃんって呼ぶね。タロちゃん」



「あ、はい」



なるべくしてなってしまった。

繰り返しになるが、

この呼び名は犬っぽくてあまり好きではない。

だがどうだろう。

いつもならイラッとするこの呼び名も

美名城夏帆から呼ばれると悪い気がしない。

これが先輩と言う人種の力なのか。



「タロちゃんってさ、

もしかしてポーカーフェイス?」


一体何を言うのかと思いきや、

ポーカーフェイスかどうかなんて

今の現状にどう関係するのだろうか。


「そうかもしれないし、そうじゃないかもしれません」


無駄にかっこつけてしまった。

違いますと一言言えば済むものを

どちらでもない曖昧な答えをしてしまった。


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