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咲かせたのは君  作者: バルたん
第一章 誰に似るでもなく
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第四十二話 「平民にとっての最善の策」

孝也は言う。


「卑屈になる必要毛頭なし。

人見知ることこそ最大の武器となる。」


「言ってることかっこいい風に聞こえるけど、

意味が今一つつかめねぇよ。

てかお前は一年の応援団長

やってるくらいだから人見知ってねぇよな。」


孝也は俺たちと同じで

女子たちの前では

人見知ると思っていたが、

その見解はどうも違っていた。


孝也は人見知りというよりも

苦手による奥手と言うだけで、

コツをつかめば登りつめるタイプ。


将軍としては

頼もしい限りである。



よくよく考えてみれば

八千草や菊池のおかげで

免疫が自然と作られたのかもしれない。

俺もさほど女子だからと言って

奥手になったりするわけではないが、

経験からか、得意ではない。


看板チームには

超謙虚な奴らばかりとなると

あまり目立つのも癪だし、

平和維持という理由で超謙虚でいることにした。


平民は基本、平和主義なのだ。


一年だけでも女ばかりで

肩身が狭かったというのに、

先輩の中に入っていくとなると

これこそが最善の策に思えてくる。



人見知ることこそ


最大の武器なのだ。


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