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咲かせたのは君  作者: バルたん
第一章 誰に似るでもなく
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第三十九話 「帰宅部の未体験ゾーン」

夏期講習が終わると

お昼休憩をはさんで

体育祭の準備タイムが始まる。


これまでは

それぞれチームの

学年で準備を行ってきた。

そして準備タイムの

期日二分の一が過ぎた今日から

それぞれのチームが全学年合同で

本格的な準備タイムを開始した。


全学年合同ということは

俺たちはみな下級生であり、

恐れ多くも二・三年生の先輩方と

共に過ごすこととなる。


何が言いたいかというと

部活動に入っている奴らは

先輩と言う上下関係に

多少慣れているかもしれないが、

帰宅部にとって先輩という人種は

もはや未体験ゾーンなのだ。


駿は帰宅部でありながらも

入学当初から先輩方(女)に

ちやほやされている様子を

多数目撃したという情報が頻繁に入ってきている。

男子にとって

超うらやましすぎる体験をしている。


しかし、俺と孝也を含め

ほとんどの冴えない帰宅部(男)は

先輩との関わりはおろか、

同級生でも仲のいい奴らとしか

基本的につるまないというスタンスだ。

     

その帰宅部にとっての

基本的スタンスにおける要因は

先輩方と関わる機会が必然的に皆無という

環境的側面が大きな影響をもたらしていることは他でもない。


だが、環境的側面意外に

世代的風潮も考えられるのではないかと

俺は推測する。


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