表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
咲かせたのは君  作者: バルたん
第一章 誰に似るでもなく
34/301

第二十六話 「暗黙のルール」

夏期講習で俺が

居眠りに入ってしまう度に

授業を中断して叱っている

時間がもったいないと、

廊下には丸椅子が常時設置された。


俺のみ、肩を三回叩かれたら

「廊下行き」という暗黙のサインが

真千先生との間で生まれた。


正直気持ちよく寝ている際に

肩を三回叩かれただけでは

起きるのは至難の業である。


よって三回肩を叩いても起きない、

もしくは廊下に向かわない場合は

真千先生特製のハリセンで一発

頭をたたかれることとなっている。


暴力はんたーい!!


無論孝也、駿、八千草の三人はそのことを知っている。



いつも俺が三回の肩たたき

によるサインに気付かず、

ハリセンで叩かれるのを楽しみにしていることが



「今日の講習ヘルメットかぶっていったら?」



という発言から手に取るようにくみ取れる。


そんなことをしてみろ。

真千先生という火に油を注ぐだけだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ