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咲かせたのは君  作者: バルたん
第一章 誰に似るでもなく
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第十四話 「メロメロ将軍」

「うん、そうだよ。初めましてだよね?

八千草咲苗です。崎坂くんでしょ?」


「うん、初めまして、崎坂孝也です。」


孝也はすでに駿の女バージョンである

甘いマスクと甘いボイスを備えた八千草マジックの虜になっていた。



「いや、

そこで俺の名前出すのやめてくれるかな。

俺にも虜になってるみたいな誤解されかねない。」


「違うのか?」


「ははは、勘弁!」


珍しく駿が自分の意見を言った瞬間だった。

孝也の立場で考えると複雑だ。



「崎坂くんでしょ?」と自分の名前を

クラスのアイドルである八千草に呼んでもらえたことで、

孝也の顔に将軍の自信に満ちたオーラが戻ってきていた。

というよりも

自分の名前を覚えていてもらえたことが

この上なく嬉しかったのだろう。



そして八千草が

「そういえばさ、

さっきどうして崎坂くん、自分のこと将軍って言ってたの?」




実に鋭いツッコミです。

野球で例えるなら

インコース内角にズバッと

ストレートが決まった感じでしょうか。

こちら実況解説を務めさせていただきます、

平民こと太郎と侍こと駿でございます。

よろしくお願いします。

さぁ、自称将軍である孝也選手は

どうこのツッコミを切り抜けるのでしょうか?




孝也が口を開いた。



「それは、

将軍をやれる人が俺しかいなかったからなんだよ!!」



そうきたかーーーー












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