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咲かせたのは君  作者: バルたん
第一章 誰に似るでもなく
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第二百五話 「二人の対応」

一人の

女子生徒がグラウンドの真ん中で

突然とはいえ、泣いている。



異様な空間が観る者を覆っていく。



すると左からスーツを着た男子生徒が

泣いている女子のもとへ

ゆっくりと歩いてやってくる。

しゃがみこむ女子に

スーツを着た男子生徒は話しかける。



「ほら、これで涙をふきな」



差し出したのはお札だった。


彼女はそのお札を受け取り、

涙を拭く・・・

かと思いきやお札で鼻をかんだ。二度も。


スーツの男子はWhyポーズをして

当然ながら驚く。


すると右から黄色のワンピースを着た

女子生徒がしゃがみこむ彼女の元へ

同じように歩いてやってくる。


ワンピースの女子生徒は黄色いハンカチを渡す。

それを受け取った彼女は

涙を拭いて、立ち上がる。


笑顔で

「ありがとうございます」

とお礼を言った。



そして彼女は振り返って

スーツの男子に睨みを利かせた。


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