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咲かせたのは君  作者: バルたん
第一章 誰に似るでもなく
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第百九十九話 「いざ、赤組始動」

赤組のセットが終わった。


赤組のスタンドには

湧き上がるような炎に包まれた男女が腕組みをし、

目と心にも新たな炎の灯火を浮かべた

まさしく熱い、否、炎炎とした力強い看板が掲げられた。



赤い衣装を着た生徒たちが

グラウンドの中央へと結集する。

内側を向いて円陣を作り、

一人の生徒が円陣の中央へと歩みを進める。

よく見ると、その中央の生徒は高坂あゆみだ。



高坂は勢いよく


「赤組いくぞーー!!!」


と叫び、


「おーーう!!」


と囲む生徒たちも力強く発する。



すると突然、

高坂がテンポよく手拍子と足踏みをし始める。

次第に少しずつ取り囲む生徒たちも

高坂に同調し、手拍子と足踏みを始めていく。

気が付けば、赤組のスタンドから見守る

看板チームであろう生徒たちも

手拍子と足踏みを始めた。


赤組総出の手拍子と足踏みは、

少しずつだがグラウンドに響き渡っていく。



グラウンドの中央で

円陣を組んでいた生徒たちは円陣を崩し始めた。


力強い手拍子を続けながら

横一線

等間隔で一列の隊形を作り上げていく。

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