第百九十七話 「認められたライバル」
アンカー三つ巴争いは
ハプニングがあったが、
一位 青組 若草 駿
二位 赤組 柊木 翔
三位 黄組 船道 速人
という結果となった。
放送から
「最後のアンカーによる三つ巴は本当に
私たちに興奮と感動を与えてくれました。
みなさん、拍手でアンカーの三人とランナーたちを称えましょう♪」
チーム関係なく、拍手が起き、三人は称えられた。
翔は駿も元へ行き
「負けたぜ!お前、ほんとに速いな。」
「いやいや、
ついていくのがやっとでした。」
「よく言うぜ。
転倒はあったとはいえ、
三人とも転倒しているわけだからな。
またリベンジさせてもらうぜ!
それまで
高坂先輩のこと、頼んだぞ!!」
「はい!・・・え?高坂先輩?」
翔から突然高坂のことを託された駿だが
いまいちその意味を理解できずにいた。
青組のスタンドに戻ると
孝也、菊池、八千草、そして太郎ら
仲間たちが待っていた。
「駿殿、お主はやはり歴とした武士であり、侍だぞ!!」
「駿、ほんとかっこよかった!!
なんか友達としてすごい誇らしいもん!!」
「駿くんがみんなのバトンをつないだね♪」
孝也、菊池、八千草が駿に興奮を伝えると
「ありがとう。みんなの応援があったから
最後まで走りきることができたよ。」
太郎は
グッドサインで「ナイス」と言った。
駿も
グッドサインで「サンキュー」と言った。