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咲かせたのは君  作者: バルたん
第一章 誰に似るでもなく
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第百六十六話 「いいな~違い」

波乱の幕開けとなった体育祭。



孝也と駿、八千草と菊池が青組陣地に集まっていた。


「結局のところ、

タロ氏は高坂先輩に目論見通り近づくことに成功したわけだ。

平民といえど、あの緊迫した状況で自然に潜り込めてしまうのだから

忍者としての素質があるのかもしれんな。」


孝也の一言に

菊池が駿に対して


「え、どういうこと?近づくことに成功したって?」


「それがね、開会式の時にタロちゃんが高坂先輩の方を

指さして、いいな~って言ってたんだ。」


「え、タロちゃんが?」


「うん、でもそれはきっとあの様子を見る限りだけど

テントの日陰に座っていることをいいな~って

言ったんだよね、タロちゃんは。」


「え、それはただ単に休憩したかったってこと?」



「さっそくテントで居眠りしている様子を見るとおそらく。

でもそれを孝也は、

いや、将軍は高坂先輩に気があるとすっかり勘違いしている。」



「あーー、なるほどね。」



一緒に話を聞いていた八千草が

「ほんとうにタロちゃんは勘違いされやすいね。」


「ほんとだよね。

さっきも美名城先輩が助けてくれたりって

ほんとタロちゃんはついてるよ。」



太郎の強運に二度頷く菊池と八千草だった。



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