表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
咲かせたのは君  作者: バルたん
第一章 誰に似るでもなく
159/301

第百五十一話 「移りゆくまなざし」

お店の端っこの黒い棚であった。


「えー、

どうしてあんな目立たないところに飾ってあるんですか?」

菊池がふと聞くと


「そもそも俺は飾る気なんかなかったんだけど

夏帆がどうしても飾った方がいいって言うから

せめて目立たないように置いてるんだ。」


「なんか私のせいみたいになってるけど、

海満で全国優勝できる生徒なんてそう滅多にいなかいから

当時は有名人だったのよ。家に取材とかも来てたもんね。」



菊池が

「美名城先輩も海満高校では充分有名人ですけど

その先輩が言うんだから、ほんとにすごかったんですね。」


夏海は

「いやいや、それほどでも・・・

ある・・かもしれないけど

もう昔の話だから。

それに違う意味での方が有名だったからな。

まぁ、何はともあれ、これからは君たちの番だよ。」



「違う意味で??」



一つの疑問を残したものの、

ただの店長として見ていた眼差しはいつしか

尊敬の眼差しへと移り変わっていた。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ