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咲かせたのは君  作者: バルたん
第一章 誰に似るでもなく
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第百四十四話 「その名を聞くまで」

「あの、ここでずっとやってますので、

是非、また来てください。閉店営業行いますので。」


「そうね、またここには来る気がするわ。

そのときはおいしいあなたの海鮮料理をいただくわね。

今日は閉店営業ありがとうございました。またね。」


「また・・ね」




夏海は最後に必ず聞こうとしていた名前を

聞き忘れたことにその翌日に気付く。


名前を聞き忘れるほどに

この閉店営業は夢のような、

幻のような、

もう二度と訪れることのないような時間だった・・・


幻だったのは時間だったのか、

それとも彼女だったのか、

夏海は魅惑の彼女が言った

自身の使命と向き合って

海満のカフェを営業する。



いつでも閉店営業ができるように



彼女の名を聞くそのときまで

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