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咲かせたのは君  作者: バルたん
第一章 誰に似るでもなく
142/301

第百三十四話 「店長の過去の働き方」

「日が昇る前に海に出て

お昼に戻ってきて

仕込みをして

夕飯時にお店を開いてってどこのブラック企業よ!

っていう生活をしていたの。普通に考えて無理があるでしょ。

でもお兄ちゃんはいつも

『今日はこんな魚が獲れたぞ。どんなふうに調理してやろうか!』

とかそんなことばっかり言って、こっちがどれだけ心配したか。」



「それは無理がありますよお兄さん!!

美名城先輩の心配する想い、強くお察しします。」

先ほどまで夏海に共感していた孝也が

美名城の話に同調すると

太郎が

「もしかして、夏海さん、あ、いや店長の

身体のどこか悪くなったりしたんですか?」

と心配する。

夏海は

「あ、いや、俺はそんな中でも至って健康体だったぜ♪」

とピースサインを送った。


それに美名城は

「ほんとバカ兄ちゃん。」


「バ、バカ兄ちゃん??」


美名城の言葉に

太郎は気持ちが分かる気がしていた。

美名城先輩はお兄さんの前では

いつも強気で接していたけど、

その分、お兄さんの背中を見てきたんだ。

夏海さんはきっと気付いてないだろうな・・・


美名城は

「あの人が止めてくれなかったら、

お兄ちゃんは遅かれ早かれ絶対身体を壊してたもの。」



「あの人?!」

太郎含めた五人は

美名城の言うあの人に素早く反応を示した。




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