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第百三十一話 「食後の感想」
店長の夏海が
みんなが食べ終わったタイミングで感想を聞いた。
菊池と八千草は
「料理の見た目も整っていて
とても美味しかったです!」
孝也と駿も
「めちゃくちゃ美味しかったです。」
孝也は続けて
「今度魚の裁き方教えてください!お兄さん!!」
とお願いし、
さすがの夏海も
「お、おう!君のお兄さんではないけどね・・・」
とたじろみながらも笑いを誘った。
太郎は
「僕も始めて夏海さんの、
あ、いや店長の作ったランチ食べましたけど、
びっくりするほど美味しかったです。
また作ってください。」
「はっはっはっ、そうだろう。
うちはコーヒーだけじゃないんだよ~♪」
と得意げに答える夏海は、
妹の感想が気になっていた。
太郎が
「美名城先輩、お兄さんのランチどうでしたか?」
「え、それが、」
ドキ ドキ ドキ ドキ・・・
夏海と太郎の鼓動が強くリズムを刻んでいく。