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第百二十七話 「合同会見?」
美名城は続けて
「それでね、
実は今度赤組、黄組の代表者と視聴覚室で
合同の会見があるの。
まぁ、会見に来るのは
新聞部の生徒(記者)たちだけどね。」
「会見もあるんですか?すごいですね。
会見ではどんなことを話すんですか?」
菊池の素朴な問いに
「会見では、それぞれの組の強みだったり、
優勝への意気込みだったりを話すんだけど、
私はそこで青組の強みについてあなたたちのことも
話そうと思ってるわ。話しても大丈夫?」
「ええ、私たちのことですか??」
五人はじっと美名城を見つめた。