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咲かせたのは君  作者: バルたん
第一章 誰に似るでもなく
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第百十八話 「顔を上げられない席」

左:美名城先輩の向かいに太郎

中央:菊池の向かいに八千草

右:駿の向かいに孝也


美名城の視線をストレートに受ける太郎は

顔を上げられずにいた。


すると菊池が

「どうしてタロちゃんは美名城先輩とも

お兄さんとも仲がいいの?」


「あ、それは、」

太郎が顔を下げたまま話そうとしたとき

美名城が

「それはね、

タロちゃんが青組の看板チームの設置班だからよ。」


菊池がすかさず

「でも、他の設置班の人は

お兄さんのこと知らないと思うし、

他の看板チームの、

または設置班の人がみんなここまで美名城先輩と

仲良くしているようには思わないんですけど。

こう、タロちゃんだけ、

特別な気がして・・・」


孝也も駿も八千草も気になっていたことを

さらっと聞いた菊池に


「特別かもね。もっと詳しいことを言うなら

タロちゃんは看板チームでただ一人の企画係なの。」


「企画係?噂は本当なんだ。

どうしてまだ体育祭未経験のタロちゃんが企画係?

明らかにそれは一年生に任せられる係ではないはず!」


「あら、噂になっていたのね。

そのとおりね。

でもね、タロちゃんは」


美名城が菊池の太郎企画係任命の

理由を話そうとすると

顔を上げられずにいた太郎が顔を上げる。

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