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第百十二話 「特別なカンケイ?」
店長らしき人が厨房の中へ入っていくと
菊池が美名城に
「あの、美名城先輩はあの店長と知り合いなんですか?」
と尋ねた。
八千草、駿、孝也も興味津々な表情をして美名城を見つめる。
美名城は
「まぁ、知り合いといえば知り合いね、とっても!」
美名城の意味深な発言に
ざわつき始める四人に対し、
美名城は顔を隠しながら笑い出した。
美名城の笑いに四人はハテナマークが浮かぶ。
美名城先輩の元カレは確か月嶌葵という人・・・・
となるとまさか・・・
「え?どういうこと?
とってもって特別な関係ってことじゃないの?」
菊池のひとり言に
「ええ、そうよ、特別なカンケイ♪」
と美名城ははぐらかす。
「特別なカンケイ!!!???」
四人のハテナマークはどんどんと大きくなっていった。
ま、まさか・・・