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第四話 「残念すぎるお調子者」
高校初日を終えて瞬く間に一月が経った。
今のところ
クラスの野郎とは一通り会話をした。
友達づくりも順調のように思われた。
しかし、
どれも同じ空間で生活していくための
社交辞令のようなものであり、実際には苦戦している。
ただ、ニヤニヤイケメン野郎から
クールなイケメン男に昇格した
「駿」以外に他愛のない話で盛り上がることのできる
唯一の友と言える存在が、また一人できた。
そいつは俺と席が隣で、
友達の少ない俺と友達の多い駿が
仲良さそうにしていることが
よっぽど気になっていたようだ。
余計なお世話だ。
裏があるのでは?と
探りを入れるべく自然に会話に入ってくるような信用ならぬやつである。
と同時にさっきから俺の隣でクールをかまして、
視力一.五でありながら、
賢さをアピールするだけのために眼鏡をかけて雑誌を読む
残念なくらい残念すぎるお調子者の名は、
崎坂孝也
十五歳
カメラオタクである。
「っておいおいおいおい。
俺はそこいらの女子がぶら下げて語る
カメラオタクとはワケが違うぞ。
あ、どうも崎坂孝也です。お初にお目にかかります。」




