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咲かせたのは君  作者: バルたん
第一章 誰に似るでもなく
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第百一話 「根拠のない予感」

「さっきステージ裏でタロちゃんと会った。」


「ステージ裏で?」

菊池の反応に


「うん」と菊池を見て駿は頷く。


「タロちゃんは僕を見て

親指を立ててグットサインと一緒に

ニコッと笑ってた。

結局何を話すわけでもなかったんだけど、

それでもタロちゃんのニコッとしたその時の顔は

何かをやり遂げようとしている気がしたんだ。」


駿の話に

「直接話して聞いたのなら分かるが、

いくら何でもグットサインと

笑った顔だけとは、いささか根拠が弱すぎないか。」

と孝也が的を得たツッコミを入れる。


駿は

「そうだ。根拠はない。ないけど、

きっとこの予感は合っている。」


いつもは一歩引いて客観的な立場にいる駿が

ここまで言い切る姿はみんなが驚いていた。

図書室での一件以来、駿に繋がれし侍という縛りが

少しずつ解けていく・・・


一方、ステージ裏で片付けに追われている

太郎は、自分のことでここまで話が大きく

なっていることを知るよしもなかった。




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