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第四話

目標10話!!反響がなくてもそこまでは書きたいと思います。

「よっしゃああああああ!!」


思わず咆哮をあげる。死を覚悟したところから一転一気に大逆転だ。あの耳鳴りはどうやらレベルアップのファンファーレだったようだ。


だけどずっこけた攻撃が会心で当たるなんて幸運二度とないな。次からは初心を忘れず命を大事にしよう。


落ち着いてみると片手剣と火魔法のLV2は良いとして☆☆☆☆はなんなんだ?

すかさずチェックしてみる。


スキルを獲得できます。任意のスキルを選択してください。


新スキルは自動入手でなく選択式か。4つ取れるという事は5LVにつき1つなのかな。


リストを開いてみたが凄い種類がある。これは後で矢沢さんに相談だな。そう思いノートを見てみるとノートが点滅している。取り出して確認してみる。


『まさかいきなりはぐれメタリックスライムを倒してしまうとは驚きました。今後の活躍に期待しています。追伸 スキルについていくつかオススメをピックアップしておいたので参考にしてください。』


タイムリーすぎるだろう。まだ見ていたのか。早速おすすめスキルを確認してみる。


回復魔法LV3 索敵LV3 鑑定LV3 魔物鑑定LV3 生活魔法LV3 盾防御LV3 鎧防御LV3 罠看破LV2

魔法耐性LV1 


確かに欲しいスキルだな。だがそれよりもまずHP回復だな。ポーションを5個ほどがぶ飲みする。


回復魔法は確定で必須だな。ちなみにポーション1本でHP100しか回復しなかった。俺のHPがおかしいんだけど総HPの5%とかで回復する仕様だったら楽できそうだったのにな。


スキルの習得だが回復魔法と魔物鑑定は確定。魔物鑑定はないと危なすぎるのはさっき体感したからな。

それと生活魔法も欲しい。インドアな俺にアウトドアは厳しすぎるからな。

鑑定も欲しいがアイテムボックス鑑定があるからここは魔法耐性だな。LV1なのは恐らくLV20で取れる強スキルだからだろう。

とりあえずこの4つを取得する。


浅野徹

LV21

HP658/7350(創造神の加護)

MP48/320

力227(銅の剣)

敏捷148

防御218(銅の盾)(旅人の服)

魔力126

スキル 片手剣LV2(スラッシュ)(十字切り)火魔法LV2(ファイヤーボール)(フレイムランス)

回復魔法LV3(ヒール)(キュア)(ハイヒール)生活魔法LV3(浄化)(種火)(ウォーター)

魔法耐性LV1 魔物鑑定LV3 創造神の加護 


まずはヒールとハイヒールを一度ずつ試してみる。


HP1258/7350(創造神の加護)

MP23/320


ヒールはMP5で100回復 ハイヒールはMP20で500回復のようだ。


MPポーションを1本飲んでみることにした。

HP1258/7350(創造神の加護)

MP73/320


1本辺り50回復か。そういえばはぐれメタリックスライムのアイテムを回収してなかった。


回収して確認する。


はぐれメタリックスライムの破片 武具の素材になる


まあそういう用途だろうね。これは楽しみな素材だ。


街への道を再び歩き出す。途中でスライムを1匹倒したが特に何もなく街が見えてきた。




初めの街だけあってかなり大きい。まあ何万人というプレイヤーが殺到する予定だから当然と言えば当然か。


入口で門番らしき人が入場受付をしていた。俺も列に並んで待つ。


数人の順番を待って俺の番に。しかしこれゲーム初日は大渋滞確実だな。矢沢さんに報告しておこう。


「アリシャの街へようこそ。入場料は1000デリスです。」


アイテムボックスから1000デリス取り出して支払う。ちなみに1000デリスは銀貨1枚だった。


さて。街へ来たは良いが何をしたものか。やはりまずは宿探しだろうか。


MAPで宿を探すと3軒発見する。とりあえず一番近い宿へ向かってみるか。


中世ヨーロッパっぽい街並みで落ち着いた雰囲気だ。まあもっとも俺はヨーロッパには親父の出張に一度ついてっただけで良く知らないのだが。


活気溢れる街の大通りから少し曲がったところに目的の宿屋があった。


宿屋は木造の2階建てでまさにといった風貌だった。恐らく初心者御用達の宿なのだろう。


「こんにちは~。」


ドアを開けて中に入ってみると、正面のカウンターに女将さんらしき人物が座っていて返事をしてくれた。


「いらっしゃい。お食事ですか?お泊りですか?」

「泊まりたいのですがおいくらでしょうか?

「お1人さんかい?素泊まりは4000デリス。朝食と夕食付きで5000デリスだよ。」

「はい1人です。ご飯付きでお願いします。」

1000デリス銀貨を5枚出して支払う。

「部屋は1階の突き当たりで良いね?これが鍵だよ。」

「はい大丈夫です。」

女将さんから鍵を受け取り部屋へ向かう。


部屋に入りようやく一息つけた。

思い返せば今日は怒涛の一日だったな。偽運営(矢沢さん)に呼び出されてバグゲーに放り込まれて死にかけてようやく街の宿にたどり着けた。


このまま今日の活動をやめて夕飯まで休んでいたいところだが、まずはアイテム整理というかチェックをしておこう。


ポーション×5 MPポーション×9 はぐれメタリックスライムの破片×1 連絡用ノート×1 94230デリス


資金調達をしないとすぐに干上がってしまいそうだな。モンスターを倒しまくってさっさと上位の狩場に行かないとあっという間に破産してしまいそうだ。装備も上級とはいかなくても中級装備にはしたい。


まあ買い物も金稼ぎも明日で良いな。今日は疲れた。夕飯まで風呂にでも入ってのんびりしよう。


そう思い早速風呂へ向かおうと思ったが風呂の場所を聞いてなかった。女将さんを捕まえて風呂の場所を聞くことにしよう。幸い女将さんは受付にまだ居た。


「お風呂に入りたいのですが、どこにあるのでしょうか?」

「風呂?そんなのうちの宿にはないよ。」

なんだと・・・・。風呂がない宿など宿じゃないだろう。そう思いつつも声には出さず、すごすごと部屋に戻る。


しかしこれは困った。


そうか。この為の生活魔法か。早速生活魔法の浄化を使ってみる。


・・・だが何も起こらない。何故だろうか?浄化をチェックしてみる。


浄化 浄化する対象を認識し使用する。消費MPは対象によって変化。


なるほど。やってみよう。自分の身体を浄化。手足や顔は出来たが背中が難しい。自分の背中を認識するのがこうも大変だったとは。視認しないと認識がこうも上手くいかないことに驚いた。

やむなく鏡を探すもこの部屋に鏡はないようだ。

仕方がないので濡れた布で背中は拭いた。


そうこうしているうちに夕食の時間になったようで女将さんが呼びに来た。


1階の食堂に行き夕食にありつく。夕食は干し肉に野菜スープだった。

干し肉なんて初めて見たし食べた。ゲームの中とは言え初めての体験にテンションが上がる。


だが、すぐに飽きた。干し肉より焼いた肉の方が美味しいに決まってる。


そもそも何で宿で干し肉が出てくるんだ。そう思いつつも腹は減っていたので完食する。


部屋に戻り寝ようかと思ったが、浄化と干し肉のクレームをノートに書き込む。ついでに看板娘が居ない事についても触れておいた。


ベッドも案の定硬かったが、疲れていたのですぐに眠りに落ちることが出来た。

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