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ここまでのあらすじ・人物紹介

お待たせしました。赤い瞳のそら再開で……え……?誰も待ってない?

お願いです。待ってたって言ってください(涙)


第二部を始めるその前に、これまでのあらすじおよび、登場人物紹介です。

最初から読むのは面倒だから、ここからでいいやっていうのは、なしの方向で……いや、だって、ネタバレしまくりなんで……

構わない?

そうですか……。ではどうぞ。

 〜ここまでのあらすじ〜


 人ではなく、法が統べる地、動かぬ月が中天から見下ろす地、アロウナ。

 密林に覆われたアロウナの大地に、月はその力を注ぐ。

 その力を身に受けたヒトは、月を抱かぬ地、カイディアの人々とは比べ物にならない能力を 発揮することができる。

 その身体に力を受けるキシュ。

 その想いに力を受けるヨウシュ。

 その頭脳に力を受けるヒシュ。


 そして、すべての力をあわせ持つケンシュ。


 そのケンシュたるフィガンは、己の力こそがアロウナに生きるものの理想として、己が娘マーゴにも、その力を与えようとした。

 しかしその方法は、

 幼いキシュの子供の筋肉をマーゴに移し、

 稚いヨウシュの想いをマーゴに宿らせることだった。

 子供らの命と引き換えに……


 父親の所業に耐え切れなくなったマーゴは、ついにその力を解放し、見張りの兵士たちを皆殺しにして生まれ育った家から逃げ出した。もちろんフィガンはすぐに追っ手をかける。

 追い詰められたマーゴ。しかし彼女を助けたのは、森の民シュタウズの戦士、ロウゼンだった。

 

 なぜかロウゼンに娘だと呼ばれたマーゴは、密林の中にある住居に連れて行かれ、そこでまだ幼い少女ペグ、そして彼女の連れた金色豹と出会い、しばしの平穏なときを過ごす。

 だがそれも、その住処までフィガンの追っ手が伸びるまでだった。


 マーゴの力もあり、何とか追っ手を殲滅したロウゼンは、二人の少女を連れて街に出る。

 しかし、追っ手と、その向こうにいる父親フィガンの存在に怯えるマーゴ。カノジョはついに、ロウゼンに父親を殺してと、頼んでしまう。

 そして彼らは、フィガンが現在いるという、ロイズラインに向かった。

 


 一方、ロイズおよびランデ地方の覇を争う二人の王、ミューザとアデミア。そのアデミアの親衛隊長にして、盾と呼ばれた女戦士グルオンは、その戦いの中でミューザの策略にはまり、失ってはならぬ王を失ってしまう。そして彼女自身重傷を負い倒れてしまうのだが、戦友の命をかけた行動も手伝い、すんでのところで夫である法術師、レイスに救われる。

 そしてグルオンは、王の仇を討たんと策略の真相を探り始めた。

 すさみ、荒れはててもおかしくない彼女の心を救ったのは、それまでまともに一緒にすごしたことなどない、夫のレイス。

 仇の所在を探りながら、夫の明るく強い心に支えられて、彼女は徐々に立ち直っていく。

 そしてついに王を討った戦士を見つけたグルオンは、彼らが再び隠密の任務につくらしいのを幸いに、彼らの後を追うことにした。

 


 その彼らを率いる男こそ、フィガン。そして、彼らの目的は……もちろんマーゴ。


 剣と盾、二人の運命が、ついに交差する。


 密林を貫く道の上で、ついにフィガンと戦うロウゼンとマーゴ、そしてグルオン。

 しかし、王の仇である戦士は討ち果たしたものの、フィガンには逃げられ、そしてレイスはグルオンをかばって死んでしまう。

 しかしマーゴも、ここでフィガンを諦めるわけにはいかなかった。そんな彼女たちの行動を知ったグルオンも、行動を共にすることを決意する。


 そして……


 

 最後の地、ランデレイル。

 フィガンの最後の策略にはまり、全身に矢を突き立てて崩れ落ちるロウゼン。

 しかし、最後にフィガンの命を奪ったのは、彼が自分の娘に与えた力だった。

 崩れ落ちながら、最後の想いの光をマーゴに残すフィガン。しかしその光は、マーゴにもう一人の父親の存在を思い出させるだけだった。



 第二部“闇の瞳”へ続く……




 主要な登場人物


 ロウゼン――密林の奥に暮らしていた、シュタウズ族出身のキシュの戦士。一つ屋根の下で暮らしていい女は、母親と妻と娘だけだという、母親の教えに従って、ペグやマーゴを娘として扱う。年齢は不詳だが、おそらく四十歳(十進法換算で二十四歳。以下カッコ内は十進法換算)を超えるくらいだろう。


 マーゴ――ランデレイルで暮らしていたヒシュの少女。見た目は二十歳(十二歳)くらいの少女とはいえ、フィガンの実験により成長が止まっており、その実年齢は五十歳(三十歳)近い。白銀の髪と銀の目を持ち、強い力をその身と想いに宿すが、思い通りに扱うことができずにいる。


 グルオン――伝説の戦士、ベルカルクの盾と並び称されるほどの女戦士。その性根は優しく、人の死を厭うが、戦乱の中、己を殺して戦いに生きる。護るべき人を護れなかった悔恨からか、仇討ちにこだわる一面もある。飾り紐で編みこんだ頭髪が特徴の、きりっとした美人。ロウゼンと同じく四十歳(二十四歳)くらい。


 ペグ――密林の中、ロウゼンと暮らしていたヨウシュの少女。両親を密林に住む大斑豹に殺され、あわやというところをロウゼンに救われた。そのときのショックで力に目覚め、その成長も止まるが、本人はほとんど自覚していない。見た目は五歳くらいだが、実年齢は二十歳(十二歳)くらいらしい。無口なロウゼンと暮らしているせいで、ほとんど言葉をしゃべらない。両親を殺した豹の子供を、友達としている。


 豹――大斑豹が月の力を受けた金色の毛並みを持つ豹。ペグの友達。


 レイス――グルオンと同じくアデミア王の陣営に属していた法術師。グルオンの夫でもある。見た目はグルオンと変わらない年恰好だが、実際の年齢はわからない(法術師は、己の外見の成長を止めることができるため)。フィガンたちとの戦いの最中、グルオンをかばって命を落とす。


 フィガン――マーゴの父親であり、キシュ、ヨウシュ、ヒシュすべての力をあわせ持つケンシュの男。自分の娘に力を与えようと非道な所業にはしるが、ついにはその娘に殺されてしまう。


 サニトバ――フィガンによって、体中に他人の筋肉を移植された、強力な戦士。密林の中の戦いでロウゼンに討たれる。


 スリーク――フィガンによって、関節の稼動範囲を変えられたトリッキーな戦士。密林の中の戦いで、グルオンに討たれる。


 アルビル――グルオンと同じく、アデミア王陣営に属していた戦士。ミューザ王の戦いように疑問を抱き情報を集めていたが、結局はミューザ陣営に加わる。グルオンらを罠にはめようとして、グルオンに斬られる。




あらすじって、書くのが本当に難しいですよね。

こんなものいらねぇって方がおられましたら、こっそり教えてください。

削除します(笑)


ではお待たせしました……だから、お願い(泣)


お待たせしました。

赤い瞳のそら第二部

「闇の瞳」

開幕です!

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