いわゆるプロローグ
だい0話 ~いわゆるプロローグ~
木兎町。
「田舎。」と呼ぶには、建物が多く、
「都会。」と呼ぶには、自然があり、
「過疎。」と呼ぶには、人がいて、
「過密。」と呼ぶには、人がいない。
どこをとっても中途半端、よく言って普通の町である。
だが、ひとつだけ普通じゃないところがある。
それは、この町の町長の決め方。
1.町長に立候補できるのは高校生から
2.立候補するものは、現町長に立候補書を提出しなければならない
3.選挙は立候補者の名前を書いた紙を箱の中に入れ、前町長がそのくじをひくことによって決める
4.町長は必ず1年以上勤めなくてはならない
5.1年後、立候補者がいない場合現町長がもう1年勤める
つまり、立候補すれば、高校生だろうが、高齢者だろうが、町長になる確率は等しい。
町の運命はくじにかかっているということである。
そんな町にいる一人の男の子。
神城若葉
いわゆる主人公です。
まぁ、主人公というからには、町長になるんだろ。
って話になるかもしれませんが、そこは……ね?
ヒロイン、サブキャラ、その他諸々は、
まぁ、見て確かめてください。
では。