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第7話:誓いと新たな朝

宿屋の一室に、重苦しい沈黙が降りていた。ハクから語られた「アンナの正体」と「Sランクの真実」は、駆け出しの4人とユウマにとって、あまりに巨大で残酷な現実だった 。


「そんな……それじゃ、あたいたちが命を懸けてSランクになっても、待ってるのは女神の奴隷か石化だっての……?」 マイが震える声で呟く。ユウマもまた、タケヒロとの再会という唯一の希望が、実は死地への入り口だったことに言葉を失っていた 。


沈黙を破ったのは、常に冷静なナミアだった。彼女は相棒となったカラを指に止まらせながら、鋭い視線をハクに向ける 。 「……なら、私たちの願いはもう叶わないってこと? 故郷の再建も、平和な世界も。ユウマのあの馬鹿げた執着も……全部、無駄なの?」


「心配する必要はない」 ハクが毅然とした態度で答えた 。 「女神の暴走さえ止めれば、男神様が本来の力を取り戻し、お前たちの願いを正しく叶えてくれるはずだ」


その言葉に、5人の瞳に再び光が宿った。


「……よかった。まだ、諦めなくていいんだね」 カケルが涙を拭い、立ち上がる 。ユウマも拳を握りしめた。自分がSランクへ行くことは、単なる私欲ではない。アンナの野望を打ち砕き、最愛のタケヒロを石化の運命から救い出すための戦いなのだ 。


「みんな……ありがとう。改めて、僕と一緒にSランクを目指してほしい」 「当たり前ですよ、師匠! 俺たちが強くならなきゃ始まらない!」


5人は、歪んだ神託に抗い、真の願いを掴み取るために、改めてSランクへの到達を誓い合った。


特訓の開始


翌朝。森には、朝日を浴びて汗を流すハルモニアの姿があった。 昨日までの「お守り」としての生温かい指導ではない。ユウマ、そしてハクたち四魔獣による、厳しくも愛のある特訓が始まったのだ 。


「カケル、魔法の付与が遅い! ハクの動きをよく見て!」 「ハルト、槍の軌道が甘いぞ! ニドの火力を無駄にするな!」


「ひえぇ……!」「はい、師匠!」


魔獣たちとの連携を深める4人の成長速度は、目を見張るものがあった。女神が送り込むであろう次なる刺客の影が、すぐそこまで迫っていることも知らずに。

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