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第5話:託された希望と衝撃の真実

激戦を終え、一行は命からがら宿屋へと戻った。テーブルの上では、先ほどユウマの体内から現れた不思議な生き物たちが、すやすやと眠りについている 。


「……起きたみたい」 ナミアが静かに告げると、四体の生き物たちがゆっくりとまぶたを持ち上げた 。


「わあ、可愛い……! ねえ、名前をつけなきゃ!」 マイの提案に、ユウマたちは顔を見合わせた。


「この白いワンちゃん、気高い感じがするけど……撫でると嬉しそう。**『ハク』**はどうかな?」 カケルが恐る恐る手を伸ばすと、白い子犬は満足げに目を細めた。こうしてハクはカケルの相棒となった 。


「じゃあ、この尻尾をハートにしてる青い蛇の子は、乙女チックだから**『ミー』**! あたいの相棒ね!」 マイが抱きしめると、ミーは嬉しそうに身体を揺らした 。


「……この綺麗な鳥は**『カラ』**。歌が上手そうだし、私と同じで綺麗好きみたい。私の相棒にするわ」 ナミアが淡々と告げると、カラは一節、美しく鳴いて応えた 。


「最後にこの黒いトカゲか……。見た目は刺々しいけど、なんだか謙虚なんだな。よし、俺の相棒だ。名前は**『ニド』**!」 ハルトが拳を差し出すと、ニドは小さく頷いた 。


落ち着いたところで、ユウマは核心を突く問いを投げかけた。「君たちは一体何者なんだ? そして、なぜ僕の体の中にいたの?」


代表してハクが、重々しく真実を語り始めた。 かつて、彼らは世界に仇なす存在ではなく、八魔獣として世界の均衡を守っていた 。しかし、暴走を始めた女神の悪行を止めるために立ち向かったが敗北し、力を奪われ小型化してしまったのだという 。


「女神に尻に敷かれている男神様が、暴走を止める最後の希望として、僕たちの魂をユウマの体内に封印したんだ」


ハルトが不思議そうに首を傾げる。「でも、なんで師匠だったんだ? 世界には他にも強い冒険者はたくさんいるだろ」


「それなりにいる同性愛者の中でも、ユウマが器として最適だったからだ」とハクは答えた 。 「女神は、Sランクに到達した気に入った男を石化させてコレクションにし、女は奴隷にする 。Sランクに到達したものはどんな願いでも叶えるというのは建前で女神の品定めにしか過ぎんのだ。だが、同性愛者であるユウマは女神の執着対象外であり、コレクションにされる心配がないんだ」


「待って、八魔獣ってことはミーたち以外にも仲間がいるんだよね?」とマイが尋ねると、ハクは悲しげに頷いた 。 「残りの四体は女神に囚われ、使役されている 。彼らを救い出すには、女神を倒すしかない」


「その女神って、どこにいるの?」 ナミアの問いに、ハクが告げた答えは、ユウマの心臓を射抜くような衝撃的なものだった。


「女神は、すでに君たちの近くにいる。……『オーバーロード』のアンナ。あの女こそが、世界を歪めている女神の分身だ。そして次のコレクション候補はタケヒロだ。」

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