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第10話:連携の炎、揺らぐ鉄壁

 ダンジョンの最深部で、成獣化した四魔獣とユウマによる総力戦が繰り広げられていた。

ユウマは魔力を込めた剣を振るい、ハクは鋭い爪で切り掛かるが、女神の力で強化されたアクーパーラの分厚い甲羅にことごとく弾き返されてしまう。援護に回ったミーの水魔法やカラの風魔法も、山のごとき重量級のアクーパーラを怯ませるには至らず、ニドが放った強力な火球ファイアボールさえも、瞬時に展開された強固な土壁アースウォールによって完全に防がれてしまった。

「力任せの攻撃じゃ、あの甲羅は突破できない……!」

激しい衝撃に耐えながら、ユウマは思考を巡らせる。単発の攻撃が通じないのなら、魔法を掛け合わせた連携で揺さぶりをかけるしかない。

「ニド、僕に合わせて! カラ、その後に繋いでくれ!」

ユウマの号令とともに、反撃の狼煙が上がる。

まず、ユウマとニドが同時に放った炎魔法がアクーパーラの周囲を激しい火の海へと変えた。そこへカラが巨大な翼を羽ばたかせ、風魔法で酸素を送り込むことで炎を爆発的に燃え上がらせる。この熱を帯びた旋風によるテクニカルな連携コンボが、ついに鉄壁のアクーパーラを捉えた。

「グ、オォォ……ッ!」

流石のアクーパーラも、急激な熱変化と視界を塞ぐ炎の渦によろめき、その堅牢な構えを崩した。

「今だ、畳み掛けるぞ!」

その隙を逃さず、ハクとミーが左右から鋭い追撃を叩き込む。後方では、相棒に魔力を貸し出しながら自らの足で立つカケル、マイ、ナミア、ハルトの4人が必死に声を張り上げていた。

「行けぇー! 師匠、みんな! あんなカメ、ひっくり返しちゃえ!」

彼らの声援を受け、ユウマの剣がかつてない輝きを放ち始ち、アクーパーラに追撃する。

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