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駄短篇集

骨壷の重さ

作者: xoo

ねえ、(きみ)。知ってるかい?



骨壷の重さは、焼いた骨を入れると大体3キログラムくらいなんだけど。この重さ、人が産まれてくるときの重さなのさ。だから、

(きみ)が、お父さんお母さんより早く亡くなって、お骨になった(きみ)を抱いたときに、産まれてきた(きみ)を初めて抱いたときの重さを、お父さんお母さんは思い出して泣くのさ。



逆縁切るって、そういうことさ。



え、嘘だろうって?

そうさ、嘘さ。大体これくらい、ってだけ。



でもね、

もし(きみ)がこの先、逆縁切ろうってときに、また切られたときに、

この嘘の話を思い出して、



(きみ)は、泣くのさ。

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