表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
慈愛のこころ  作者: scene
8/35

少年編7

隆一もあきれ顔で、


「ざるそばなら入ってるけどなぁ。俺の分だけやけど~。」


と冗談混じりで春子の失態をからかうが、当の春子はそれどころじゃない様子で隆一の冗談をスルーしてどうするか考え込んでいる。


そしてそこへ、これまたタイミングよく大人数の家族づれがやってくる。


ただでは転ばない大阪のおばちゃんパワーの見せ所だ。


その家族連れのふとした会話を春子は聞き逃さなかった。


「お父さん!いっくらうちの家族が多いからってこんなにシートやパラソル要らんし!ただでさえうちはいつも民族大移動みたいで荷物が多いのにっ!」


とその大家族の母親が旦那さんに抑圧的な口調でグチる。


旦那さんは大きな声で叱られて、小柄で細身の体がさらに小さく見える。


春子はどこの家庭も一緒だなと思い、少し苦笑いしつつも、すかさずその大家族のあらゆる最終決定権を持っているであろう母親に満面の笑みで話しかける。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ