第14話
「これ、君が作ったのか!」
調合した物をチェックしていたマードさんが驚いている。
オリジナルは、前にも持って来たのに……あ、2個目のやつを見て驚いている。あれは何だっけ?
「鑑定」
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品名:総合薬の素
用途:総合薬の材料
状態:レア
品質P:474
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品質が400超えてるから白薬草で作ったやつだ。うん? 400超え? レア!?
「なんで400超え!?」
「おぉ、鑑定出来るようになったみたいだな。たまに凄く上手く調合が出来る時がある。それだな」
そんな事もあるんだ。しかも告知なしなんだ。
品質は、材料と同じになると思っていたから特段鑑定はしなかったもんな。ビックリだ。
「あの、品質によってレアとかになるんですか?」
「そうだな。物によって品質に幅があるんだが、総合薬の材料は、450Pを超えるとレアになる。それで、材料全部をレアで調合すると、必ずレア以上になるから高額で売れる」
僕は、ごくんと唾を飲み込んだ。うまく行けば、登録するお金になるかもしれない。
「はい。全部で7,200G」
微妙に足りない。
白い花で作ったのを3個と黄色い花で作ったのを10個持って来た。
家に後6個あって、それを売れば720Gになる。合わせれば2万超えるけど、手元にお金が残らないか……。
「あの瓶を20個下さい」
僕は瓶を買って、採取して帰る事にした。
ちょっと奥に行って白い花を探してみよう。
森に着いて、モンスターに気を付けながら奥へと進む。
「白薬草はどこ?」
反応なし。
ないか……。
「じゃ、300P超えの素材はある?」
光った!
行って見ると、蛇の抜け殻があった!
「鑑定!」
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品名:白蛇の抜け殻
用途:色んな材料になる
状態:上質/レア
品質P:1302
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凄い品質だけど、売った方がいいのか、持っていた方がいいのか……。
手に入りづらい物なら売らないで持っていた方がいいかも。
しかしこのサーチは便利だな。
あんまり奥に行ってモンスターと遭遇するのも嫌だから、今回は黄色い花を摘んで帰ろう。
森の入り口に進みながら花を摘んで行った。
部屋に戻った僕は、黄色い花を調合してすぐにマードさんに持って行った。
「はい。1,440G」
「ありがとございます。あの、薬師組合に登録に行きたいんだけど、どこにありますか?」
「街の中央に色んな組合が集合している。行けばわかると思う。頑張れよ」
「はい! ありがとうございます」
僕は、街の中央へ向かった。
大きな建物があって、その一つに薬瓶のマークの建物があった。ここだきっと。
「すみません。薬師組合でしょうか?」
「はい。そうです」
「あの薬師の登録をしたいのですが……。あ、そうだ。紹介状もあります」
紹介状を渡すとお姉さんは、「少しお待ちください」と奥へ入って行った。
「確認が取れました。登録料2万Gになります」
「はい」
母親にもらった1万と合わせて2万を渡した。
会員証とレシピ本、それに蒸留水セットなるものを貰った。
「そちらにあるボードに、依頼が張り付けてあります。受けたい仕事を受付に、会員証と一緒に出して下さい。仕事はいくつでも受ける事ができますが、期限があり納期切れや条件の相違などで、ポイントが減ります。気を付けて下さい。詳しくは、レシピ本の中に書いてあります。では、宜しくお願いします」
「あ、はい。宜しくお願いします……」
思ったより大変そうだ。
受付は、何と10か所ぐらいある。そして、壁三面がボードになっていてイスやテーブルもあるので、僕はイスに座ってレシピ本を読む事にした。
薬師の心得――
受けた依頼は、期限内に作成し提出する事。
注文数や品質に注意して、作成する事。
材料や機材は自分で用意して作成するので、それも気を付ける事。
ポイントとランクについて――
薬師ポイントは、依頼を受け完了すると、受けた時の条件によりポイントがつく。納期切れは、その分のポイントがマイナスになるので注意。
注文数や品質が足りない場合は、貰えるポイントが減るか何もつかない場合もある。
初めは皆、Fランクから始まり11ポイントになるとEランクになる。(ポイントが減るとランクは下がります)まずは、Eランクを目指しましょう。
依頼料について――
品質Pが○○~の場合は、高いPだと上乗せがある場合があります。
まだ色々書いてあるようだけど、読むのがめんどくさくなった!
一旦家に帰って報告して、今日はログアウトするかな。
それにしても、チュートリアルってどこまでなんだろう?
報告を済ませた僕は、部屋に戻るとログアウトした――。




