第13話
さて、黄色い花を鑑定して差があるか確かめてみるかな。
うーん。黄色い花がどこにあるか見えれば探しやすいのに。
「黄色い花はどこだ~」
なんていいながら始めたんだけど、なんか光っている場所がある。今まで見たことがないんだけど。そう思ってマップを見ると、緑の点がある。光っている場所と一致しているみたい。なんで?
行ってみると、黄色い花が咲いていた!
考えられる事は一つ。
さっき言った、「黄色い花はどこだ~」で、サーチした。
まあ、それはまた後で検証するとして、まずは鑑定だ。
「鑑定」
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品名:黄薬草
用途:調合でポーションの素になる
状態:成長中
品質P:151
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あ、これ、品質が151だ。やっぱりばらつきがある。
200越えないかなぁ。
一応採取しておく。
あと二か所光っている場所があるので、向かうとやっぱり黄色い花だ。鑑定すると、それぞれ170と149だった。
品質200越えのはないのかな?
そうだ! できないかもしれないけど、サーチしてみよう!
「えーと、品質ポイントが200越えの薬草はどこ?」
サーチが出来たみたい。一か所だけ光っている場所がある。
でもモンスターが近くにいるな。鑑定は後にして、採取しちゃおう!
僕は走って向かった。
咲いていたのは、白い花だった。
ということは、黄色い花には200越えがないんだきっと。
この白い花を採取するとダッシュで、森の入り口まで走った。
ふう。大丈夫だった。
モンスターを見てみたいけど、襲い掛かってきたら逃げ切れるかどうかわからないからなぁ。
うん? ふと足元を見ると赤い物が落ちている。
これって、回復の実だったりして……。
「鑑定」
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品名:回復の実
用途:HPポーションの素
状態:成熟
品質P:167
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やっぱり回復の実だ!
成熟すると実って落ちるんだ。いい事を知った。
でもHPポーションの作り方がわからないからそれまでこれは、袋に入れておくかな。って、両手塞がっちゃった。帰ろう。
家に帰った僕は、入れてあった黄色い花を一本だし、回復の実を採取袋に入れた。
さてまずは、この白い花を鑑定しますか。
「鑑定」
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品名:白薬草
用途:調合でポーションの素になる
状態:採取したて
品質P:312
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品質が300越えしてる!
早速調合する。今回は、茎も調合した。
――『調合がレベル10になりました』
――『総合ランクが5になりました』
あ、ランクも上がった!
ステータスを見てみよう。
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総合ランク:5
最大HP:10
最大MP:5
最大SP:11
物理攻撃力:1
物理防御力:7
魔法攻撃力:0
魔法防御力:2
器用さ:18
運:1
メイン:『調合』レベル:10
サブ:『鑑定』レベル:2
経験値450 あと250
next HP+1/SP+2/器用さ+1
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次からはSP+2上がるんだ。
でも今の所、調合でしか経験値入らないからなぁ。いつ上がるんだって感じだ。
さてと、黄色い花も調合しちゃおう。
黄色い花も調合すると瓶19個分出来上がった。今回は、採取袋のも全部調合した。
そう言えば、ドライフラワーになったかな?
見ると、『青薬草(品質P0)』になっていた。
品質が0? どういう事?
「鑑定」
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品名:青薬草
用途:調合でポーションの素になる。装飾品。
状態:ドライフラワー化
品質P:0
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品質0だけど、調合に使えるんだ。
ドライフラワー化って、乾燥させた状態って事だよね。後は、粉にするだけ。
後、装飾品って事は、飾っておけるって事か。売れるのかな、これ?
まあいいや。
そういえば、前まで茎を残していたから溜まったなぁ。ドライフラワー化になっているかもね。




