第12話
まずは、調合する前に花を鑑定してみようっと。
「鑑定」
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品名:青薬草
用途:調合でポーションの素になる
状態:採取したて
品質P:12
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おぉ。素材にも品質があるんだ。なるほど。
状態が採取したてか。そうだ、萎れたのってどうなってるんだろう?
「鑑定」
捨てずにまだ机の上にあった青い花を鑑定した。
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品名:青薬草
用途:ドライフラワーにできる
状態:枯れている
品質P:5
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なんと、ドライフラワーに出来るんだ。って、このまま放置でいいのかな? とりあえず、捨てずにおこう!
それじゃ、黄色い花っと。
「鑑定」
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品名:黄薬草
用途:調合でポーションの素になる
状態:採取したて
品質P:121
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「え? 品質100超え?」
品質が高いから調合したら高い品質になって、買取が高いのか。なるほど。
では、調合を始めますか。
僕は、採取した青い花と黄色い花を調合し、今回は比べる為に茎も一本調合した。
瓶は、全部で14個。
「ふう。できた」
飽きていた調合だけど、作って鑑定するという目標があったからか楽しく出来た。でも途中で、SPが枯渇。小休憩して、回復を待った。
SPって最大値増えないから何か対策を考えないとな。
さてとまず、青い花の花粉を鑑定してみよう。
「鑑定」
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品名:総合薬の素
用途:総合薬の材料
状態:普通
品質P:12
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――『鑑定がレベル2になりました』
鑑定が上がった。
そう言えば、鑑定もSP使うよな。って、鑑定の対応パラメータって何だろう?
確認してみると、SPだった! +2だけど。
早速、サブスキルを鑑定に変えた。
さて、黄色い花の花粉はどうかな?
「鑑定」
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品名:総合薬の素
用途:総合薬の材料
状態:普通
品質P:121
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おぉ。品質が100を超えている。
品質はどうやら調合前のを引き継いでいるみたいだ。
花びらと葉のやつで確認してみよう。
「鑑定」
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品名:HPポーションの素
用途:HPポーションの材料
状態:普通
品質P:12
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「鑑定」
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品名:HPポーションの素
用途:HPポーションの材料
状態:普通
品質P:121
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やっぱりだ。
あぁ、鑑定って便利だ。
そう言えば、茎だけ値段一緒だったよね。鑑定してみようかな。
「鑑定」
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品名:ポーションの素
用途:ポーションの材料
状態:普通
品質P:6
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「鑑定」
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品名:ポーションの素
用途:HPポーションの材料
状態:普通
品質P:60
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品質が半分になっている。
うーん。売値ってもしかして、品質が100以上だと高く買い取ってくれるのかな?
と、いう事は、品質200以上ので作れば、茎のも高く買い取りをしてくれる?
よし、売りに行った帰りに森の中を色々鑑定してみよう!
僕は、調合した瓶を持って、ルンルンで街へと向かった。
マードさんの所でその瓶を売って、空の瓶を20個買って、儲けは1,000G。うーん。2万G遠いなぁ。
そして、薬草の小さな森へ向かった。
「さてと、どうせだから色々鑑定しようかな……」
僕は、グルッと辺りを見渡す。
まずは、この木でも鑑定してみよう。
森の入り口にある木を鑑定して見る。
「鑑定」
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品名:回復の木
用途:実や樹液は調合の材料になる
状態:成長中
品質P:167
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うん? これも材料なの?
実って上だよね?
僕は、木を見上げた。葉っぱの合間から赤い実が見える。たぶんサクランボぐらいの大きさかなぁ。




