第1話:倒産と再興(4)(5)(6)用語集
用語集です。
まだ本編の(4)(5)(6)を読んでいない人は、先に本編をどうぞ。
■山田錦
兵庫県の日本酒。
兵庫県や大阪の居酒屋では安い酒として親しまれていた。
しかし、2020年に発生した震災以降、酒の生産量が激減。
値段も高騰したのである。
筆者のお気に入り。
■三田壱
千鳥正宗の一種。
同じく安酒だったが、震災以降値段が高くなってしまった。
すっきりとした味わいがあり、米と米麹のみでつくられている。
■震災
2020年に関東・東北を襲った震災。
プレートに異常は見られず、原因は不明、予測もできていなかった。
現段階では全てがなぞに包まれている。
■タバコ
趣向品が値上がりした中、最も値上がりしたのがタバコである。
タバコ税が高くなってしまった。
嵐山が吸っているハイライトは、一箱780円となっている。
■酒大丈夫なのか? →十九ですから!
どうやら成人が18歳になっているようだ。
突如として前触れもなく、成人年齢が変わったのだが、誰もそれに疑問を持たない。
この謎も、いずれ明らかになるかもしれない。
■携帯電話
2020年の震災前はスマートフォンが活躍していた。
しかし、震災が発生した瞬間、スマートフォンが消えた。
現在使われているのはガラパゴスと呼ばれていたものである。
これに関して疑問を持つものもおらず、成人年齢と同様、世界の謎となっている。
■柿の種
現在では篠山産コシヒカリで作られている。
■殺人事件は警察の管轄
正確には、悪の組織以外の犯行が警察の管轄。
ヒーローは悪の組織の活動にのみ権限を持つ。
悪の組織は重犯罪が禁止されているため、殺人事件は警察の管轄。
(5)
■サンシャインレッド、参上
前回の用語集であったように、ヒーロー名を名乗る規則。
二班で守っているのは光だけである。
社員証を構えながら名乗るのは、正式なヒーローであることを告げるため。
■光のDSについて
太陽光をチャージして、高出力で放出する能力を持つ。
その能力から、サンシャインレッドというヒーロー名がつけられた。
スレンダータイプのDSで、光の身長よりも高くなるという特徴がある。
カラーリングの色によって、出力されるエネルギーの強さが変化している。
変化する条件は、二つ。
・スキルオーバーすること
・エネルギーの蓄積量をマックスにすること
ちなみに、光の放つ光の太刀筋に触れると、発ガンが促進される。
紫外線の発ガン物質によるものと、それを促進する能力があるからである。
スキルオーバーよりさらに上、収束体と化してしまえば、即発ガンさせることも可能である。
■収束体
力が暴走した姿。
ヒーローの力と同質のものである。
これを押さえ込んだものが、スキルオーバーとなる。
ヒスサイムの改造社員も、この収束体の力を使っているようだが・・・?
■戦術の基本は様子見だ
光は基本、後手に回る戦術をすることが多い。
飛び道具をウリにしていることと、太陽光をチャージすることが、その理由だ。
しかし、今回は太陽が出ていないため、そのような目的はない。
近接戦闘をするのなら、相手の能力を見極めてからという、基本戦術である。
■DS装甲
装甲ではなく、肌だが、基本皆そう呼んでいる。
(6)
■現場に判断権利はありません!
変身・スキルオーバー・退却の判断権利は管制課にある。
現場は戦闘状況を読んで自由に戦うことはできるが、それらの判断をすることはできない。
戦術的判断のみが、権利として与えられている。
しかし、「逃げるのも戦略のうち」というのは、認められない。
認められた先例が無いのだ。
■淡水だぞ
サメは海水で泳ぐものである。
それはこの時代・この世界でも変わらないことのようだ。
■イレブンが遅いから
イレブンとは、英語で11のことであり、この場合は11番目を意味している。
何が11番目なのかは謎であるが、かつてヒスサイムには、ナンバーズという役職があった。
ナンバーズは「ワン」「ツー」と番号で呼ばれることもあったため、その名残。
番号は社内での強い順にて付けられる。
隆一はナンバーイレブンであるから、ヒスサイムで11番目に強いということになるだろう。
もちろん、隆一たちが本当にヒスサイムであるならの話だが。