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選択死  作者: 雲散無常
第六章:坦然
58/138

6-1


 大陸で一番新しい独立都市となったベリオスの町は、今日も活気に溢れていた。

 まだ二つしかなかった最上級の古代遺跡が新たに見つかり、交易路も通るとあって探索者の町として大いに発展している。

 そんな町で起こった領主館襲撃事件は、対外的には魔法実験の暴発事故ということで決着することになった。

 道楽の賢者ことオホーラ=ダイゼル=ヨーディリッヒの暗殺未遂だったのだが、他国への政治的配慮など複数の理由で隠蔽されたのだ。死傷者も少なく、町の運営に支障はないという発表だけで何事もなかったかのように日常に戻っていた。

 ゆえに、唯一の犠牲者となった警備隊の新米隊員であるナルタ=サガレンの葬儀はひっそりと人知れずに行われた。

 彼女の親族が既に一人もいなかったということもある。喪主は警備隊長のトッド=レチークが務めた。

 警備隊員たちには当然の如く今回の襲撃の真相は告げられたため、その犯人捜しに全力を注いでいる。仲間の敵討ちだ。士気は高い。

 ただ一人、トッドだけがその熱気の中には含まれていなかった。

 クロウからの告白を受けていたからだ。

 淡白な声で告げられたのは「オホーラを救うために犠牲にした」という非情な事実だった。

 特殊技能スキルによる犠牲というだけで詳細は知らされてはいないが、ナルタが見捨てられたという現実は変わらない。

 クロウとしては嘘で騙すことは不誠実だということでトッドに打ち明けたのだろうが、受け止める方にも難しい問題だった。

 トッドにとってナルタは亡き友人の忘れ形見で、これから立派に育てようとしていた後輩だった。前途有望な若者で、先の災魔によって家族を失った痛手からやっと立ち直ったばかりだった。痛ましい死を乗り越え、今後は町のためにと警備隊員となって人生をやり直そうと頑張っていたところだった。

 死ぬべき人間ではなかった。

 誰だってそうではあると思うが、特にナルタには幸せになってもらいたかった。トッドは切実にそう願っていたのだ。

 しかし、もうそれは叶わない。

 警備隊として立派な責務を果たしたのだとは思う。賢者のオホーラはこの町にはなくてはならない存在だ。結果的にその命を救ったことは警備隊員として誇れることだ。だとしても、トッド個人の感情としては受け入れがたい。

 なぜ、自分ではなかったのか。

 なぜ、犠牲になどしたのか。

 なぜ、助けられなかったのか。

 クロウやオホーラの実力ならば、どうにかできたのではないだろうか。

 彼らを恨むことは筋違いだと分かっている。ただ、そのやるせなさを、やり場のない憤りを、飲み込めない感情をぶつける場所がない。

 功績をたたえる墓碑を建てるつもりだとも聞かされたが、それが何になるというのか。ナルタはもう戻ってこない。

 災魔によって同僚の死は体験したはずなのに、ナルタの死は受け入れがたい。

 またか、という思いがあるのかもしれない。それが重くのしかかっているのかもしれない。

 トッドは魂が抜けたように、ナルタが身に着けていた鎧の籠手の一部を握り締めていた。

 それはひしゃげねじれて黒ずんでおり、一切の原形を留めてはいなかったが、手放す気にはなれなかった。現場で起こった何かの凄惨さを物語っている一品だが、そのために持っているわけではない。ナルタの遺体は欠片も残っておらず、それだけが唯一、彼女という存在の名残であったからだった。

 自宅の薄暗い部屋の中で、トッドは今日も一人煩悶していた。




 「馬鹿正直に話したのか……」

 ステンドの呆れた声にクロウは頷く。

 「騙すわけにはいかないだろう?」

 「いや、そりゃそうだけどよ、世の中には優しい嘘とか、合理的な作り話っていうもんもあってだな……」

 ベリオスの領主館の一室でクロウ会の一部の者が集まっていた。

 襲撃事件からまだ一巡りも経ってはいなかった。安全面を考慮して今後の運営拠点を他に移すという話も出たが、当面は変更なしとの決定がなされている。下手にそのようなことをすれば先の発表が無駄になる上、狙われた賢者のオホーラ自身が必要なしと判断しているからだ。

 調査は今も進行中だが、おおよその経緯や原因は分かってきているというのが現状だった。そのオホーラは今もあの執務室を使っている。一時的に半壊した部屋なのだが、わずか二日で修復された。対外的に何でもなかったことを強調するためにも必要な措置だった。

 仮にもナルタという警備隊の少女が殉職した場所を、今後も使用することに抵抗はないのかと心配する声もあった。人によっては精神的に負の感情を抱きやすくなるだろう。しかし賢者は「むしろ、かの娘への謝恩を銘肝する意味でここでなければならぬ」と固持した。

 当人がそうであるのだから、他は黙って従うしかない。無論、安全確保のための結界や警備体制は見直されてより強固にはなっていた。

 「トッド様が気落ちしておられることは懸念すべきことではありますが、今は見守るしかないかと。それよりも、対処すべきことがまだ山のようにあります。事故とした以上、それを理由に他を停滞させるわけにはいきません」

 ウェルヴェーヌが大量の書類を指で軽く叩く。仕事は待ってくれない。感傷に浸っている余裕はないということだろうが、クロウは果たして自分にその感慨があるのかすら分からなかった。感情的に特に何も感じるものはなかった。記憶がないので定かではないが、やはり自分は冷淡な人間だったのではないかと思うくらいだ。

 ただ、二度と起こって欲しくはない。繰り返させないことは重要だ。

 「対処すべきことってのは具体的には?優先的に今回の敵の目的とか、そういうもんを明らかにすることだったはずが、待ったをかけたのはお前だったよな?何か考えがあるとか言ってたが、それが整ったのか?」

 「はい、その通りです。お待たせして申し訳ございませんでした」

 クロウのその言葉を待っていたとばかりに、メイドがお辞儀をしてから、一枚の紙を手渡してくる。

 それは襲撃事件の報告書だった。

 「日頃のオホーラ様の負担を減らすべく、雑務可能な人材を探しているのは皆さまご承知でしょうが、この度身近なところに暫定的に使えそうな者を見つけましたので、その実力を図るためにも今回の件を担当させてみました。裁定の程をよろしくお願いします」

 初仕事にするのは重すぎるように感じるが、出来上がっているなら検分するしかない。素早く目を通す。


 賢者暗殺未遂事件、第一次報告書。

 日時、時間:xxxxxx

 侵入経路:東側二階窓

 侵入者:生意気男、チャラ男、逃げ足ちょっぱや野郎。計三名。※名前は言わなかったため仮名。

 襲撃方法及び経緯:第一段階 ― 事前準備。屋敷にたくさん花を搬入。まぁまぁきれい。

 第二段階 ― 賢者氏の結界を破壊。即座にあっちの結界を展開。魔法全般の制限と賢者氏の拘束。効果はばつぐんだ。

 第三段階 ― 賢者氏以外を一階の大広間に催眠誘導。花に含まれていた何かの影響。結界と反応して効果倍増。すごー。

 第四段階 ― 賢者氏を物理的に攻撃。だけど失敗。保護魔法のおかげ。超欲しい。

 第五段階 ― 魔道具による攻撃。まず氷系の魔法で対象を凍結、次に礫を瞬発的に拡散して破壊する二段仕掛け。悪魔的発想。一流の職人仕立て、こわー。

 最終結果:

 ・主氏の特殊技能で賢者氏を保護。その際に巻き込まれた警備隊のナルタ=サガレン氏が死亡。

 ・犯人の二名は確保。内、生意気男は尋問後に自害、チャラ男は自白するも情報源としてはゴミ。残りは逃走中。

 ・首謀者はデオム国の執政官長メメオ=パズス=チャタムが濃厚。証言のみで物的証拠はなし、詰めても無駄。でも、多分確実。

 ・侵入者は鳥屋。それと、魔道具使い(ユーザー)も絡んでる。賢者氏の知り合いの模様。微妙な関係?

 備考:

 ・花は特殊な成分を含んで育てられていたっぽい。花粉を介して普段から屋敷内の人はそれらを吸収した状態。結界展開時にマナ反応することで催眠状態の出来上がり。あたまよ。ニーに効かなかったのは、隙間のおかげ。隙間さいきょー。

 ・賢者氏の結界があっさり破られたのは、相手側に賢者氏のクセを知り尽くした者がいたからっぽい。恨まれてるってことかしらん?

 ・あと、展開された結界は先の魔晶石とも反応していた可能性。執務室に保管されていたモノで賢者氏が確認済。どんだけ凄いのよー。

 ・魔道具使いも黒幕かも。利害一致で便乗したフリで、主導権を握っていた可能性がハイレベル。有能でヤバすぎ問題。詳細は賢者氏確認。

 ・死亡したナタル氏は結界内で動けた模様。単身、賢者氏の執務室に乗り込むも撃沈。魔力保有量が少なく、屋敷内初警備だったため、花粉の影響を受けていなかったのかも。

 ・押収物に追尾矢の魔道具の残骸あり。ただし、機能は解析不能。魔石部分が砕けて消失。よくできてーる。例の魔道具使いの提供品かも。

 ・デオム国には、商会の方の監視部隊を派遣。今後、ボロを出したら問い詰める系。りべんじすべしー!


 物凄い個人的な意見が挟まれている気がしたが、概ねの流れは分かった。

 最後の署名を見るまでもなく、書いたのはあの二ーチェルという使用人だった。

 なぜか隙間を愛している変人だが、まとめあげた才能は悪くはなさそうだ。正式な文面としては私見を入れすぎではあるが、内容は分かる。気になったのは当然、オホーラに関連するところだろう。

 「これは全体的な総意というか、共通見解ということでいいんだよな?」

 ニーチェルの独断と偏見の報告書ではないという確認だ。

 「はい。色々と訂正すべき点はありますが、概要は正式な見解となります」

 「そうか。なら、オホーラに補足してもらう必要がありそうだな」

 会議用の長テーブルの端にいる賢者に声をかける。クロウ会では特に席順などは決まっていないのだが、オトラ椅子を使用していることが多いオホーラは常に角の席にいることが多い。一時的に凍っていた影響は特になかったようで、賢者は既に通常運転に戻っている。

 二日ばかり強制休養を申し渡されたときも、結局四六時中考え事をしていた辺り仕事中毒なのかもしれない。

 「ふむ。聞きたいのは魔道具使いのこと、でよいか?」

 「ああ、まずはそこから始めてくれ。黒幕みたいな書かれ方をしてるが、お前の知り合いなのか?」

 「そうじゃな……話せば長くなるゆえ簡潔に話す。わしの旧い友人の一人にある男がいた――」

 賢者が語ったのは、若き日の探索者時代の過去だった。

 その昔、オホーラも一時期探索者として古代遺跡を巡っていたことがあった。その際によく組んでいた男にガンラッド=ハルオラという先導者がいた。陽気な魔道具使いで、わりと馬が合う仲だった。ある時いつものように古代遺跡の一つを探索していると、同行者の一人が妙な縦穴に落ちた。ガンラッドが先頭を歩いていたが、落ちたのは最後尾近くの運用係だった。

 自分がその穴を見逃したのかと責任を感じたガンラッドは、周囲の制止も効かずに仲間を助けようとその穴に飛び込んでいった。

 他の者たちは状況を確認してから準備して後に続いた。しかし、時は既に遅くガンラッドと最初に落ちた運用係は魔物にやられていた。

 その穴は魔物が作ったもので、ガンラッドの見落としではなかった。魔物は巨大な芋虫のようなワームで、自分の巣穴に獲物を引きずり込んで捕食する狡猾なタイプだった。罠にかけられたオホーラたちは警戒していたにもかかわらず、相手の有利な場で戦わされたこともあって全滅した。

 巣穴は腐食性のあるワームの体液で満たされており、オホーラがある程度の足場を魔法で作って仲間が戦えるようにお膳立てするつもりだったが、ワームはその魔法の足場を壊せる振動波を撃ってきたのだ。そのような対策があるとは夢にも思わず、仲間たちは足場を崩されて餌食となった。

 後方支援していたオホーラだけが、かろうじて巣穴から脱出できた。他は全滅だった。

 「……まだわしもひよっこじゃった。足場が壊されることも想定し、次の一手を用意して然るべきところを怠ったんじゃよ。何にせよ、探索者ギルドに戻ったわしは仲間の死を報告した。その中で唯一ガンラッドだけが妻帯者での。親しかったこともあり、礼儀としてその奥方に残念な知らせを持ってゆき、罵られて帰った苦い思い出がある。人のよい女子であったのじゃが、あの時は鬼の形相で罵倒された。その豹変ぶりは凄まじくて今でも覚えておる」

 「なるほど。んで、その死んだはずのガンラッド何某が、なぜかギルドのウィズンテ遺跡の候補者の中にあったと?同姓同名の可能性は?」

 賢者がそれに気づいたのは例の魔晶石騒ぎの前だったらしい。そういえば、あの嵐の対応をロレイアに任せた後、最後まで行方を見守ることなくその場を離れたこともあった。色々と探りを入れていたのだろう。

 「当然、調べさせた。人相も伝えた上でな。じゃが、奇妙なことに誰もよく覚えていない。顔も名も、どこで昇級したのかも、だ。A級の探索者でそれなりの腕だというのに、だ」

 「いや、待て。お前が若い頃って大分昔だよな?確か、お前は魔力で生きながらえてる妖怪みたいなもんで、普通に考えたら仮に生きてたってそいつはもう爺で無理がないか?百歩譲ってそこを越えても、更に顔なんか変わってるだろう?」

 「ひょっほっほっ、妖怪とはまたなかなかいい表現じゃわい。わしも100を過ぎてからは数えておらんが、さよう、仮にガンラッドがあの時死んでいなかったとしてもとっくに寿命は迎えておる。わしは初めから当人じゃとは露ほども思っておらぬよ。あの時、確かにあやつは死んだのは間違いない。じゃから、子供か孫か、その辺りだと疑っておる」

 「え、ガキがいたのかよっ!?いや、それでもかなり年月が経ちすぎてるよーな……親子だとしても、ほぼ一生かけて爺さんを狙っていたってことか?そんなに恨まれるようなことか?」

 ステンドが驚くのも無理はない。オホーラが語ったことが真実だとすれば、逆恨みも甚だしい。一緒に探索して生き残った者とそうでない者の違いなど、運や偶然の差だ。

 「わしもそう思っていたからこそ、今の今までまったく思い当たらなんだ。じゃが、人の感情というものは一般論でくくれるものではない。何をどう感じるかは人それぞれゆえ、あの時の奥方の発狂ぶりを思い返すと、あまりのショックにわしを元凶だと勝手に認定することもあり得たように感じる」

 「どういう意味だ?」

 「つまり、嫌な想像ではあるが、あの奥方は子供にわしが父親を殺した悪人だからとかなんとか焚きつけ、復讐するように育てたかもしれぬ、ということじゃな」

 「そいつは……相当の恨みだな」

 「まぁ、怒りもまた一つの原動力ではある。夫を亡くした奥方が生きるためにすがりついたたった一つの術、じゃったとしたら、そう責めるものでもなかろうよ。わしが救えなかったのは事実じゃしな」

 「けどよ。子供じゃやっぱ、足りねーんじゃないか?爺さんの化けもんみたいな歳を考えりゃ、孫くらいでどうにかだろーよ……そこまで恨み節で追っかけて来るもんか?オレにはどうにも信じられーけどな……」

 「子守歌代りにでも、よほど刷り込まれて育ったのならあるいはそうなるのかもしれぬ……じゃが、さすがにわしもそこまでは考えたことはないゆえ、よくは分からぬ。ただ、今まで何十回と殺されかけたことはあったゆえ、その幾つかが今回の者と同列の手によるものだと考えると、ずっと着け狙われていた可能性はある。よもや、そこまで他人の人生を狂わせていたとは、流石に申し訳ないと思うがの」

 「正直、俺には理解できねえから感情面は置いておくとして、それでもまだ疑問がある。そのガンラッドが魔道具使いだったとして、その子供まで魔道具使いだという推論は成り立つのか?手ほどきを受けていたとしても一時だろう?論理的じゃない気がするんだが?」

 「うむ、いい着眼点じゃぞ、クロウ。少なくとも当時のわしは、ガンラッドに子供がいることは知らぬ。ゆえに、奥方はあの時妊娠していたかもしれぬが、父子で何らかの技術のやりとりがあったということはなかろう。一方で、家には魔道具関連のものはあったじゃろうから、何かを伝えたとしたら母から子へという話になろう」

 「母親も魔道具使いだったってことか?」

 「ガンラッドからそのような話は聞いたことはないが、元は探索者仲間だったということはあり得る。まぁ、昔からわしはあまり他人のことに関心はないゆえ、その手の話をされていてもまったく素通りしておったし、あるいは教えられていたのかもしれぬが……ただ、今回の件で少し思い出したことがあった。報告書にあった追尾矢のことじゃ。あれには実はわしも少し関わっていたことがあってな。今日の魔道具による追尾矢はいくつか方式があるんじゃが、どうにも見覚えのある仕掛けがそこにあった。確実性はないが、傍証の一つではあろうよ」 

 「ん……けど、まだ弱いな。お前、何か隠していないか?本当は決定的な何かがあるんじゃないか?」

 オホーラは徹底的な合理主義だ。推測はしても憶測はしない。ここまでの口振りからほぼ確信しているような様子だったが、その割には婉曲的な傍証ばかりに思えた。

 クロウが不審な目を向けると、賢者はふっと一つ息を吐いてそれを認めた。

 「まったく……後でこっそり教えるつもりじゃったが、ここでそう攻められたら嘘もつけぬではないか。実は休養中、これが届いた」

 テーブルの上に一枚の紙が滑り込んだ。二つ折りにされていたそれがゆっくりと開き、たった一行、書かれた文字が晒される。

 『まだ生き残る気か、恥さらしの頭でっかち野郎』

 「これは……犯人からのメッセージなのか?」

 そう読み取れなくもないが、これの何が証拠になるのかクロウには分からない。

 他の皆も同様に首を傾げていると、オホーラがどこか懐かしそうに、それでいて感傷的に呟いた。

 「久しく呼ばれておらんし、もう誰もそうは言わぬじゃろうが、思い出したんじゃよ……ガンラッドだけがその昔、わしのことを『頭でっかち』と呼んでいたことを――」


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